23.僕は冒険者(エルの視点)
本日2話目の更新です。短いです。自由に書いてて、すみません。
僕は『エル』。
冒険者だ。
幼い頃過ごした国を出た後は、国々を転々としながら冒険者を続けている。
飽きっぽくって、馴染みの人ができるのが嫌な僕は旅をしながら冒険者を続けるのが合っている。
今まで結構色々な国を旅して楽しかった。
エルフも見たし、獣人も見たし、ドワーフも、人魚さえ見たことがある。
人魚の国の冒険者ギルドは面白かった。
水辺にあって、冒険者たちにマーマンも居るし、人魚もいるし、人間も受け入れてくれる。
他にもドワーフの冒険者ギルドは、鉱山の依頼ばかりの依頼表が壁一面に貼られているのも面白かった。
…………でも、ずっとこんな不安定な生活を続けられないのも分かっている。
いつかはどこかに腰を落ち着けて、できれば人間の街で生計を立てなければいけない。
僕は旅を続けている中で、一つよさそうな国の噂を聞いていた。
アイステリア王国。
…………なんでも、魔法大国で入国時には魔道具で犯罪歴がある人を弾いているらしい。
そのおかげで治安が良く、力がある冒険者を積極的に受け入れているそうだ。
僕は、アイステリア王国の中でも『ダンジョン』という場所からモンスター資源が無限に湧き出る豊かな街『ダンジョリア』に向かうことにした。
ダンジョリアの入国審査でも、犯罪歴がない僕は魔道具の審査をクリアして冒険者ギルドに向かう。
冒険者ギルドに来たらお馴染みの説明を受付嬢さんから聞いて、申込書に名前『エル』と職業『剣士』と書いた。石級からのスタートだそうだ。
他の冒険者ギルドに比べてとてもシンプルだった。
きっと入国時の魔道具が相当高性能なんだろう。
でも、その魔道具を過信しすぎてもいいのかなとも思う。
初犯は防げないし、誰か犯罪者に利用されてあるいは脅されて犯罪を犯すものも防げないし、そもそも『犯罪歴』がなければ入れるということだけれど、『犯罪』の定義はどうなっているのだろう。
まあ、その定義が公開されることもないだろうけれど。
僕はギルドで持っていた金や外貨を交換して、ギルドで聞いた宿屋に長期滞在して『ダンジョリア』という街の様子を見ることにした。
さすがに定住する候補の街はしっかり見極めたいから。
読んでくださってありがとうございます。感謝しています。




