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僕を知らない僕  作者: 太秦佑助
第二章
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【目が笑わなくなったあの日】

この物語はフィクションであり、登場する組織や人物は実在のものとは一切関係ありません。また、物語には独特な考えが表れますが、これは物語を読みやすくするための要素であり、私個人の信念とは異なります。この点を理解いただいた上で、物語をお楽しみいただければ幸いです。

小早川秀冬は、羽柴家の直系でも小早川家の直系でもなかった。だからこそ、秀冬の一家は貧乏な暮らしを東北で送っていた。また、農家として生計を立てていた。モッカ帝国は田舎に行くほど格差が広がる格差社会だった。都会では時給が二千三百円のバイトが当たり前の世界だった。だが、田舎では、大根一つが一日中働いて買えるのがやっとの生活だった。しかし、秀冬はこの苦しい生活にも家族だけがいるだけで幸せだった。そんな幸せな秀冬にある事件が起こった。それは、一九九〇年代にモッカ帝国内で流行したモッカの悪魔団だった。モッカの悪魔団は、モッカの悪魔を神として崇めていた。また、モッカの悪魔団は、罪なき人であってもモッカ帝王を神として崇める人達であれば殺した。秀冬の一家も羽柴家の家系ということもあり、モッカ帝王を神として崇めていた。それが理由で、モッカの悪魔団に目をつけられてしまった。父母、弟は無残に殺され、妹は村一の美女ということもあり、モッカの悪魔団にさらわれた。秀冬は押し入れで寝ることが日課だったため、モッカの悪魔団には見つからずに殺されることはなかった。だが、秀冬は家族が殺されていく光景を押し入れの中から見ていた。秀冬は怖くて動くことができず、ただ怒りだけを感じることしかできない状態であった。秀冬はモッカの悪魔団を恨んだ。そして、河童という神を恨んだ。秀冬はモッカの悪魔を殺すためにモッカの兵士として、モッカ帝王に仕えた。そして、この島に配属された。モッカの悪魔を殺すために南の蛮族を人質に取り、兵士にすることに喜びを感じていた。十年間以上も南の蛮族の領土に特攻する兵士を作った。それは、秀冬にとっての最大の喜びであった。ある日、モッカの悪魔団は中国による陽動作戦だということを知った。秀冬は罪なき人を特攻に行かせ、罪なき人を殺していたことに気づいた。そして、秀冬は壊れた。自分がやってきた復讐が無駄だったことに。と同時に中国は敵だと悟った。秀冬にとって中国は信用できない。なぜなら、中国はモッカの悪魔を使い、モッカ帝国を乗っ取ろうとしているからだ。だからこそ、中国の外交官・ホンシェンが食糧庫に現れてきたときは驚いた。モッカ帝国と中国は敵国ではなく、同盟国だ。下手にホンシェンを殺してしまえば、モッカ帝国は中国に攻められ滅ぼされてしまう。軍事力は中国に勝っているが、南の蛮族との戦争もあるため負ける可能性が高いといえる。また、モッカの悪魔が中国に手に渡れば、モッカ帝国は終わる。秀冬はどうすればいいのかを悩んだが、秀吉の血がつながっているのかある悪知恵が浮かんだ。

「あの方法ならホンシェンをやれる…」

と再び目が笑ってない笑顔をモヤシに向けた。


次話、11月8日17時から公開予定です。

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