【神と英雄 ウーク×メシア】
この物語はフィクションであり、登場する組織や人物は実在のものとは一切関係ありません。また、物語には独特な考えが表れますが、これは物語を読みやすくするための要素であり、私個人の信念とは異なります。この点を理解いただいた上で、物語をお楽しみいただければ幸いです。
ウークたちは研究室のなかを色々と漁っていた。食料や武器になりそうなもの、変装道具などを探していた。ウークたちは実際の軍事訓練は受けていないが、この施設の洗脳により自然と戦闘能力は身についていた。そこら辺の兵士と変わらない強さであるといえる。銃さえあれば、この施設だって小早川秀冬という男がいなければ、乗っ取りは容易であろう。すると、メシアが、
「ウーク、神って信じる?」
と急に質問をしてきた。
「神は信じるよ。だって、俺が神だもん。確かに、不幸なことばっかり起こって、神様なんて本当にいるのかなって考えてしまう。でもね。神っていうのは、信じる心だよ。神を信じなければ、神は存在しない。神を信じるってことはいいことが起こっても悪いことが起こっても神様のせいにできるからね。でも、それじゃ、未来は変わるかって言ったら、運頼みなんよ。不幸だったとしても、不幸の中でもましになるか、それとも最悪になるかは自分の努力次第。確かに幸せになることはないかもしれないけど、人生少しでも不幸じゃなければ生きる希望がわいてくる。だから、俺は自分を神だと思う。」
とウークはこの時初めて何故か馬鹿ではない発言をした。
「確かにそうかもね。ウークでもね。神っているんだよ。私にもできないような事ってどうしてもあるじゃん。例えば、政治とか経済とかってバカの私にはなーんも変えることはできない。自分の力じゃ無理なこともあるの。でもね。私はこの世界を変えてくれる神がいると信じているの。だから、その神のためにだったら、私は命さえ捧げるつもりでいるわ。」
とメシアはいった。その言葉にウークは驚いた。
「メシア、それは神じゃなくて英雄だよ。そいつは神とは言わない。だって、本当に世界を救えるかどうかなんて結果論だよ。神には『確実』は存在するけど、英雄には『失敗』がある。それを忘れちゃいけない。」
とウークは馬鹿に説明するように再説明をした。
「違うの。ウーク聞いて。これは伝説でもおとぎ話でもない。これだけは理解して欲しい。あと、ウーク。あなたは、南の蛮族出身なの。。。」
メシアはウークに南の蛮族について話し始めた。
次話、11月4日17時から公開予定です。




