おまけ らくがきとかまとめ
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こんなところまでお付き合いいただき真にありがとうございます。
あるいは、本編をすっ飛ばかしてこのページを開いた方もおられるかと思います。それも全然ありです。ただネタバレ配慮はこれといってしておりませんので、そこんとこだけご了承いただければと思います。
<ご案内>
こちらは実アラズ作品ではやや恒例の、みてみんに投稿した関連イラストまとめページになります。
本文中に挿絵とか入れる勇気がないので最後にまとめるタイプです。適当なコメントとともに淡々と立ち絵等を並べていくだけですが、もしかしたら読後感やキャライメージをぶち壊すかもしれないのでご注意ください。
また連載期間が地味に無駄に長かったため画風のぶれ・変化がありますが、一応描いたのは全員同一人物です。
(ものによりNonentityの表記がありますが、作画用の別名義なので中の人は同じです)
◎"パルギッタ"もとい、パルギッタと思われていた名前のないエサティカ
もしくは『パルギッタの片割れ』。
単純にメインヒロイン(一応)なので作画枚数多めですね。髪色どうすればいいのか毎回悩んだ。
みてみん学園という企画に片足参加したときのものです。もったいない精神で混ぜるけどここだけ世界観違う。
隣の女の子はごんたろうさん宅の未亜ちゃんという化け猫の女の子だそうです…にゃん娘かわいい…。
◎ロシュテン・ヴォントワース、「最後のユフレヒカ継承者」
私の画力が足りないばかりに毎回デフォルメ童顔の呪いを被った人物。
単品で描いてないカイゼル・リュゴ・ニルヴァー伯(言いにくい)も不可抗力でここに混ぜとく。おしゃれメンズむずかしい。
◎最後の守護方女たち
左から北のカルセーヌさん、南のソファイアさん、東のミコラちゃん、西のイリュニエール。
戦闘衣装の南東組。たしか北西も描こうとしたけど当時PCががたがたすぎて作画データが飛んで心が折れた。
もっと武器絵描きたかった~…あとで追加するかもしれません。
◎"平穏"もとい、ほんもののパルギッタ
あまりに別人なので調べてみたら一枚目と二枚目の間に3年の月日が流れてました。
◎シェルジット=エサティカ
双子の母。この人とアッケルのやりとりを書きたかったけどそんな暇がなかった。
*おまけのおまけ 土海について、それから最後の「ぼく」について
超絶蛇足なので死ぬほど暇な人向け。
私が書く話は「キーワード型」「キャラ先行型」「ドリーム型」がありまして。簡単に言えば「こういう単語を使いたい」か「こういうキャラクターを出したい」という気持ちから話が出来上がっていくタイプと、ある晩ぐーすか寝ていてみた夢が面白そうだったので「あれってこういう解釈にしたらどうだろう?」ってそこから膨らませていくタイプの二種類に大別できるのですが、土海は後者でした。
翼の生えた女の子と、彼女を守る四人の黒服の女性の夢でした。たしか夢の中でも断翼台のイメージも出てきたような気がします。で、女の子がいっぱいで画的に麗しいな~これでお耽美なお話が創れないかな~ときわめて不純な気持ちで設定を織り始めたのが土海の始まりです。
小説だから画面あんまり関係なかったなって書き始めてから気づいた。
最初はアルエネル=パルギッタの片割れさんがユフレヒカに怒って世界ぶっ壊す話の予定だったのですが、思ったより彼女が慈悲深くてそういう流れにはなりませんでした。というか、そういう段階より高いところに彼女がいたようです。人外ヒロインはよく書くほうだと自負してますが、完全に神仙の領域の人を出したのはほぼ初めての試みだったので、わりと思い通りにならないことが多かったように感じます。
あと直前まで書きなおし続けたプロットの最終稿で、最後にイリュニエールは初めからロシュテンを狙って鎌を振るうはずでした。「なぜ最後まで騙し通してくださらなかったのですか?」というヤンデレな台詞つきで。
ところが実際には彼女が襲ったのはエサティカで、結局最後まで彼女は恋よりも自分の復讐を選んだわけです。ロシュテンはロシュテンで自分の意思で刺されにいったからか、プロットよりも幸せというか満足そうに死にました。予定と多少違ってしまったけれども、まあ彼らが満足してるようなので作者は何も言いますまい。
「ぼく」はエサティカのように世界を創る人です。
わりと前からこういう立場の人たちは私の中に存在していて、一応だれがどの世界を創ったのか(長編ストックが大量にあるのでそういうことができる…)、上手くできたか失敗したか、ぼんやり決まってます。
「ぼく」が誰かは決めてないんですが、自信ありげなのでたぶん上手にやってる人なんでしょう。
とりあえず世界を多層に分けてそれぞれを器用に運営してるやり手の創造主がいるので、その人の世界はそのうちなろうに出したいとは思っています。ただエサティカさんみたいに直接キャラクターとして顔を出す可能性はゼロに等しいと思います。だってエサティカがそれをやって盛大に失敗して、ご覧のとおりのバッドエンドを演じましたからね。
あと上手くいったらエサティカの次の世界もお目見えするかもしれません。
それでは最後までお付き合いありがとうございました。
よろしければまたいつか、誰かの世界でお会いしましょう。 実アラズ/非実在