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禁断LOVE  作者: コウユウ
第7章 新生活
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7-5

愛たち3人は、2時間ほどしてアパートに帰ってきた。


拓斗も今日は、5時ぐらいには帰ってくると言っていた。


愛は、ご飯の用意をし、子供達はテレビを見ていた。



ピンポーン



「あっ、パパ帰ってきたかなー」


愛は、インターホンにでることもなく、玄関を開けたのだった。



「ただいま」


拓斗が笑顔で立っていた。



「おかえり拓斗」


愛も笑顔で拓斗に答えた。



「今日はね、スーパーまで歩いて行ったんだよ」


愛は、今日の出来事を拓斗に話した。

スーパーへ行ったこと、テレビを見ながら寝ちゃったこと、子供と一緒に公園へ行ったこと。



「そっかー、歩くの嫌いな愛が、スーパーまで歩くなんてすごいな」


「そうでしょ、すごいでしょ。できる限り車は乗らないって決めたからね。ガソリンもったいないからね」


「そんなのいいのに。車のほうが楽だろ」


拓斗は今までケチケチした生活をしていなかったこともあり、今の愛のケチケチ生活が考えられなかった。

今の生活がきびしいことは分かっているが、そこまでケチケチしなくてもいいんじゃないかと心の中では思っていたのだった。



「拓斗は仕事頑張ってる。桜と向日葵も慣れない学校だし。愛だけ何もしてないから。それぐらいの節約しないとね」


「そんなことないだろ。愛は、俺たちのために毎日ご飯作ってくれてるでしょ。ご飯毎日考えるのってほんと大変なことだと思うよ」


「ご飯作るのなんて主婦だったら誰でもしてるからね。さぁーご飯にしよ。今日はハンバーグだよ」


愛は、拓斗の手をひっぱり、リビングに向かったのだった。



「じゃー食べよっか」


3人が座って待っていた食卓に愛も座り手を合わせた。



「はい、ではいただきます」


4人で暮らしてからは、拓斗がいただきますと言ってから食べるようにしていた。


「「いっただっきまーす」」


拓斗のあとに、3人が声をそろえたのだった。



「すげーなー、手作りハンバーグなんて何年ぶりだろ」


拓斗は、長い間手作りのハンバーグなんて食べていなかった。結婚するまでは、母親が作ってくれていたが、結婚してからは即席のものしか口にしていなかったのだ。



「ハンバーグは作るの手間だけど、やっぱり手作りでないとね」


愛は、当たり前のように言っている。こどもたちも、当たり前のように食べている。



「ねぇー、愛ちゃん?このハンバーグいつものと違うね」


桜が、今まで食べてきた愛のハンバーグと何か違うことに気がついたのだった。



「よく気がついたね桜。今日のハンバーグはヘルシーハンバーグだよ。豆腐入れてあるから」


「そうなんだ。すごいね愛ちゃん」


「そうでしょー、すごいでしょ。まぁーヘルシーハンバーグというよりケチケチハンバーグなんだけどね」


「ケチケチだね。でも美味しいよ」


桜も向日葵も、もくもくと食べている。



「桜、ハンバーグばっかり食べてないでご飯も食べなよ」


「だってご飯美味しくないんだもわん・・・」


ご飯はスーパーで一番安い米を買っていた。

実際、白米を袋から出して見てみると、透明感がなく、割れている米も多い。クズの集まりのような米だった。

桜も向日葵も、今まで大和の親が作っている米をもらって食べていたため、口がこえている。

確かに愛も食べているのでよくわかる。



「ごめんな、高いお米は買えないからね」


愛は、申し訳なさそうに桜を見ている。



「贅沢はだめだぞ。こんな米でも食べないと作った人に失礼だからな」


「うん・・・」


拓斗が父親らしく、桜に言ったのではあるが、桜はあまり動じていない。


愛は、自分のわがままで子供達を巻き込んだこともあり、あまりきつくは言えなかったのだった。




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