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禁断LOVE  作者: コウユウ
第7章 新生活
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7-3

拓斗の仕事初日。


愛は、桜と向日葵を連れ学校に来ていた。


これから2人が通う錦第2小学校は、アパートから10分ほど歩いたところにある。

校舎は古く、コンクリートの所々にヒビが入っている。

今まで通っていた小学校は、まだ新しくどこも綺麗だったため、桜も向日葵も嫌な顔をしている。


とにかく、中に入り職員室へと向かった。

事情を説明すると、教頭と名乗る男性が応接室に案内してくれた。



「初めまして、錦第2小学校教頭の犬飼と申します。事情は全て教育委員会から聞いているので」


「よろしくお願いします」


「それでは、後の詳しいことは担任と話してくださいね。今、呼んできますので」


犬飼は応接室から一度でると、すぐに二人の女性の先生を連れて戻ってきた。


犬飼が二人を紹介し、自分はそそくさとでていったのだった。


桜の担任は年輩の女性で、小太りで背が低い。ベテラン先生という感じだった。

向日葵の担任は、大学を卒業したばかりの新米先生といった感じだった。



「西岡さんですよね。私、柿岡といいます。桜ちゃんの担任を受け持っています。お話は聞いてますので。後2か月ほどですけど、よろしくお願いしますね。それと、こちらが向日葵ちゃんの担任の藤尾です」


「藤尾です。よろしくお願いいたします」


柿岡から学校についての説明があった。

とりあえず、あと2か月で新学期であるため、教科書等必要なものは、学校であるものを使わせてくれることになった。



「あのー、この学校に来てることは、前の学校にわかるんでしょうか?」


「そうですねー、本当は今までの引き継ぎをしないといけないのでね。でも西岡さんの事情を聞くとそれはまずいんですよね?」


「そうなんですよ。前の学校に知れると居場所が分かってしまう可能性があるので」


「ですよね。なので今回は黙っておきますね」


「ありがとうございます。助かります」


「じゃー説明はこんな感じですけど、何かありますか?あとは子供逹が慣れてくれるだけですね」


「桜、向日葵、何か聞いておくことある?」


愛は、不安そうにしている二人の顔を見た。

桜も向日葵も首を横にふっているだけだった。


転校なんてしたことのない二人にとって、不安だらけなのだろう。



「じゃーもうすぐホームルーム始まるから行こうか」


柿岡は、不安そうにしている桜の顔を覗いた。



「心配しなくてもすぐに友達できるよ。みんないい子だからね」


柿岡は、桜の不安をとってあげようとしてくれている。


桜は、うなずくだけである。



「じゃー教室に行こうか」


柿岡は立ち上がり、少し遅れて隣の藤尾も立ち上がった。



「じゃー二人とも行っておいで」


愛は、桜と向日葵の背中をそっと押してあげた。



「行ってくるね愛ちゃん」


桜は、不安な顔のまま柿岡について行ったのだった。

向日葵は桜ほどではないが、やはり不安な様子である。


愛は、二人のことが心配ではあるが、学校にずっといるわけにもいかず、帰ることにしたのだった。




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