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禁断LOVE  作者: コウユウ
第5章 再会
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5-5

仕事が終わった愛は、車で帰り道を走っていた。



♪♪♪


携帯が鳴っている。


運転しながら携帯を見ると、茜からだった。



「もしもーし」


愛は車を停め、電話にでた。



「もしもし、茜だよ!!昨日西岡君にちゃんと渡したからね」


電話の茜はいつになくテンションが高い。



「ありがとう。なにか言ってたー?」


「喜んでたよ」


「うん。ありがとう」


茜は、拓斗につい先程言われたことを愛に言えるはずもなく・・・黙っておくことにした。



愛は茜の様子がいつもと違うことにすぐ気が付いた。長年の付き合いだし、茜も愛と一緒で嘘が下手くそなのである。



「ありがとうとね茜。また何かあったら教えてね」


愛はそんな茜に何があったのか問い詰める訳にもいかず、そのまま電話を切った。



拓斗に何か言われたんだろうか?

やっぱり連絡してくれないのかな・・・



愛はいつも嫌なほうに想像を膨らましてしまう。

辛い気持ちを抑えながら、愛は家路についたのだった。



一方の茜は、電話を切ったあと隆雄に会いにいった。



「拓斗君がそんなことをね・・・」


茜は一部始終を隆雄に説明した。隆雄は愛と拓斗のことは、前から茜に聞いているのである程度は知っていた。



「西岡君ひどいでしょ。愛の気持ちも考えないで、ひどすぎるよ・・・」



「茜はほんと騙されやすいよな」


隆雄は茜が真剣な話をしているのに、笑っている。



「なんで笑ってるの?」


「拓斗君が言ったのはきっと嘘だよ」


「えっ?嘘ってどういうことよ!」


「だってよく考えてみなよ。ばれちゃったから別れたんでしょ?二人とも愛しあってたんでしょ?だったらそんな簡単に嫌いになっただの、遊びだっただの言うはずがないじゃん。」


「それはそうだけど・・・」


「俺も同じ立場になったら同じこと言ってるかもな。それでなくても、愛ちゃんの旦那も拓斗君の嫁もピリピリしてるのに、もしまたばれちゃったら、今度はごめんなさいでは済まないよ」


「そうだね・・・」


「だろう?目先のことより先のことを考えて、拓斗君はそう言ったんじゃないの?茜が愛ちゃんに言ってくれたら愛ちゃんも諦めてくれると思ったんじゃないの?」


「そうか・・・そう言われてみれば・・・」


茜は、隆雄の言っていることが本当のように思えてきた。



「そりゃー拓斗君が最初から遊びのつもりで付き合ってて、愛ちゃんのこと騙し続けてたとしたら、その話は本当かもしれないけどね。でも、今までの話聞いてる分には、拓斗君はそんな男には思えないけどな」


やはり同じ男として気持ちがわかるのだろうか。



「そうだよね・・・そんな急に気持ち変えられないよね。明日もう一回聞いてみるよ」


「拓斗君と仲のいい男の人は会社にいないの?茜から話するより、同じ男の方が話しやすいと思うよ」


「あーそうかもしれないね。西岡君が信頼している人がいるから聞いてみるね」


拓斗が坂上のことを信頼しているのは知っていた。茜は坂上に託すことにしたのだった。



「あぁーその方がいい。あーお腹空いたなー。茜、ご飯作ってくれよ」


隆雄はラーメン屋の広告を見ながら、茜に訴えた。



「今日は作るの面倒くさいよ!!食べに行こうよ」


「出ていくの方が面倒くさいじゃんか・・・まぁーいいや。行こうか・・・今日はラーメンなっ!!」


隆雄は見ていた広告を茜に見せた。



「いいよ。じゃっ、行こうか!!」


「・・・なぁー茜、もし俺達も同じことになったらどうする?」


隆雄の思わぬ質問に、茜は固まった。


「あんまりそういうことは考えたくないよ・・・」


茜は正直、愛の話を聞くたびに、自分に置き換えて考えてしまうのだった。



『そんなの絶対嫌だよ・・・』





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