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「ねぇー茜さん」
拓斗は仕事帰りの茜を捕まえた。
「西岡君、どうしたの?愛に連絡した?」
茜は昨日渡した封筒のことが気になっていた。
「そのことなんだけどね・・・もう俺、愛とは終わったと思ってるから。だからもう連絡はしないって言っておいて」
拓斗は笑みを見せることなく、真顔で答えた。
「終わったって・・・西岡君はそれでいいの?愛のことまだ忘れられないんでしょ?」
茜は思わね返事が返ってきたことに驚いている。
「もうなんとも思ってないよ。愛とは元々遊びだったから・・・これ以上付きまとわれるのも迷惑なんだよ・・・」
「そんな・・・本気で言ってるの!?」
「あぁー本気だよ。だからもう俺のことは忘れて違う男でも探せって・・・」
「最悪だよ・・・西岡君がそんな人だとはおもってなかった!!もういいよ、勝手にしたら!!」
茜は涙を流し、走っていってしまった。
「これでいいんだ・・・」
拓斗は目が赤くなるのを必死にこらえ、近くにあった看板に拳をぶつけた。
指からは血がにじみ出ている。
「さよなら・・・愛・・・お前のことは一生忘れない・・・こんな情けない俺でごめんよ」
必死にこらえていた涙が溢れてきた。
拓斗はその場に泣き崩れたのだった。




