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禁断LOVE  作者: コウユウ
第1章 既婚者と独身者
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4/136

1-3

時間はpm6:00。

愛は仕事を終え、自宅に到着した。

まだまだ冬本番、辺りはすでに真っ暗である。

愛の家は団地なので、至るところに外灯がついているため結構明るいのであるが。


「ただいま〜」

愛は玄関を開け、子供達に向かって叫んだ。

リビングから走ってくる足音が聞こえてくる。


「おかえり〜ママ」

次女の向日葵だ。

向日葵は小学校1年生。甘えん坊で愛にいつもくっついている。


「ただいま向日葵」

愛はそんな抱きついてきた向日葵に対して、頭をよしよししてあげた。


「桜は部屋か?」

愛は、抱きついている向日葵をそのまま連れてリビングに入り、桜がいないことに気がついた。


「うん。桜ちゃんは部屋でいるよ」

桜はだいたい自分の部屋にいることが多い。

桜は小学校5年生。向日葵とは違い、気難しい性格である。根は人一倍優しくて愛のことを気遣ってくれる。ただ、表現をするのが下手なのである。


「さ〜ご飯の用意するから桜呼んできてくれる?向日葵」


「は〜い」

向日葵は元気に返事をして、二階へ走って行った。

愛は帰ってくる時間が日によってバラバラなため、前の日の夜に夕御飯を用意している。

仕事の定時は5時半であるが、日によっては多少の残業をしなければならないときがある。

遅くなる日が続き、帰ってからご飯を作っていると、子供達のご飯の時間が遅くなってしまう。

ただでさえ仕事をしていることで、子供達には淋しい思いをさせている。

そんなこともあり、前の日にご飯の用意だけはしているのである。


向日葵が二階から降りてきて、少し経って桜も降りてきた。


「愛ちゃんおかえり」

桜は愛のことを「愛ちゃん」と読んでいる。


「ただいま、桜。淋しかったでしょ」


「全然淋しくないよ」

桜はいつもこんな感じである。


「向日葵は淋しかったよ、ママ」

向日葵はすぐに甘えてくる。


「さぁ〜ご飯にしようね。今日は唐揚げだよ。揚げたてでなくてごめんね」

愛はレンジの「チン」の音と同時に湯気がでている唐揚げを取り出した。


「いただきまーす」

子供達は真っ先に唐揚げを取り、美味しそうに食べている。


「愛ちゃん美味しいよ」

桜の幸せそうな笑顔が堪らなくかわいい。


「ママ、美味しい」

向日葵も負けじと唐揚げを口いっぱいにほお張っている。


愛はしばらくそんな二人を少しの間見ていたが、キッチンに向かい明日の夕御飯の用意を始めた。

愛も仕事で疲れているため、やることをとっとと終わらせゆっくりしたい。



時間はpm 8:00。

愛はご飯の用意を終え、やっとソファーに座ることができた。


子供達はお風呂に入っている。


愛は毎日の疲れがたまっているせいか、知らない間に寝てしまっていた。

玄関の開く音で目が覚め、時計を見ると9時をまわっていた。


「なんだ寝てたのか?」

リビングに入ってきたのは大和だった。


「悪い?」

愛はそんな大和に向かってすごく嫌な顔で答えた。

大和はその後何も言わず、冷蔵庫からビールを取りだし食卓に座って新聞を見ている。

愛は大和に言われるまえに、あらかじめレンジに入れてあった夕御飯を温め、大和の少し前へ差し出した。

大和は新聞を読むのを止めることなく、愛が置いた唐揚げを食べ始めた。

愛はいつものことなので、もう何も思わない。

愛は、そんな黙ったままご飯を食べている大和を無視し、風呂へ向かった。



風呂から出てきた愛は、そそくさと髪の毛を乾かし子供と一緒に子供部屋へ向かった。

夫婦の寝室はあるのだが、大和と寝るのが嫌なので向日葵と一緒に寝ている。二段ベッドで桜が下、向日葵が上である。


「桜、向日葵おやすみ」

愛は布団に入るとすぐに寝てしまった。












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