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禁断LOVE  作者: コウユウ
第3章 恋のゆくえ
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3-10

「ごめんね拓斗。こんなことになってしまって」

愛は拓斗が外へでてくるなり、泣きだした。


「俺は大丈夫だよ。愛は大丈夫か?旦那に責められたんじゃないの?」

拓斗は泣きじゃくっている愛をそっと抱きしめてあげた。


「あの人は口悪いけど、手はださないから…。それに怒鳴られるのは慣れてるから大丈夫。すぐに怒る人だから仕方ないよ」


「そうなんだ。でも今回はそんな簡単なことじゃないだろ?」


「そうだね、今回はね…。あの人は金、金の人だからね。ほんと恐ろしい人だよ。たぶん慰謝料言ってくると思うよ」


「慰謝料か…。俺にそんなお金ないよ…。どうしよう…」

拓斗は一段と心配が膨らんできた。


「ごめんね。自分の旦那ながら恐い人だから」


「愛は悪くないじゃん。それで愛のほうはどうなの?別れ話とかでてるの?」


「そんな話は全然してないけど…もう一緒になんていれないよ。一人ででていくしかないよ…」


「許してくれそうな旦那じゃなさそうだもんね」


「拓斗の嫁は許してくれそうなの?」


「うちは子供連れて出ていくって言ってたけどね。でも俺は子供とは離れたくないんだよ」


「子供か〜。うちの子供はどうだろう?旦那が離さないだろうな…」


「愛の子供は愛をとるんじゃないの?」


「子供が選んでくれても、親権決めるのは親だからね。子供には選ぶ権利なんてないんだよ」

愛はその場にゆっくりしゃがみこんだ。


「大丈夫か?一回旦那とちゃんと話したほうがいいんじゃない」


「愛は大丈夫だよ。自分が悪いんだから…一人ででていくよ…」


拓斗が家族を取れば、愛は一人になってしまう。こうなってしまったのは愛一人の責任ではない。拓斗にも責任はもちろんある。


「愛を一人になんてできないよ。愛は俺が守ってやるよ。一緒になろうよ」

拓斗は下を向いて泣きじゃくっている愛の頭を撫でて上げた。


「…でも…そんなことしたら…子供と一緒にいれなくなるよ」


「宇宙には嫁がいるから大丈夫だよ。愛には俺しかいないでしょ」


「ほんとに………ありがとう……」


「うん。だからもう泣くな」


「うん。ありがとう…。でもそんなことしたらあの二人が黙ってないよ」


「そうだろうね…とにかく言ってみるよ。行こうか」

拓斗は大きく息を吸い、気合いをいれた。


『俺は男だ。愛を守るのは俺しかいない』


拓斗はなんどもなんども自分に言い聞かせた。



拓斗と愛はぎゅっと手をつなぎ、修羅場に戻っていった。





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