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禁断LOVE  作者: コウユウ
第7章 新生活
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7-33

3月14日。土曜日。


いよいよ地元に戻る日が来た。


朝から大石と連絡をとり、地元で待ち合わせをすることにしたのだった。


ここまで来るのに、1週間近くの日数がかかったが、帰りは4時間程度で地元に到着する予定だった。

朝の7時に出発したせいか、子供達は後ろの席でぐっすり眠っていたのだった。



「いよいよだね・・・」


「あーいよいよだな・・・」


車の中は空気が重い。

拓斗も愛も、地元に戻れば嫌な顔を見なければならない。


今まではなるべく考えないようにしていたが、これからは嫌でも考えなくてはならないのである。



「どうなるんだろうね・・・離婚できるかなー・・・」


「どうだろうな・・・俺のほうはすんなり離婚できそうな気がするけど・・・たぶん慰謝料と養育費は請求されるだろうな・・・」


「そうだろうね、拓斗の奥さんも離婚したら1人で子供育てていかないとだめなんだもんね・・・」


「あー、帰ってからの話は親も一生だからな。きっと色々と考えてると思うし、金は要求してくるだろうな」


「うちの旦那も間違いなく慰謝料要求してくるんだろうな・・・また1000万とか言うんだろうか・・・」


「あの人だったら言いかねないよな。でも今回は親も一緒なんでしょ。だったらそこまで無茶苦茶なことは言わないんじゃないの?」


「それだったらいいんだけどね・・・」


「まぁーある程度の慰謝料はどっちも払わないとだめだろうな」


「うん・・・でもそんな払うお金ないよ・・・」


地元が近づくにつれ、憂鬱になってくる二人であった。



「・・・今、どこー?」


後ろで寝ていた向日葵が、辺りを見渡しながら聞いてきた。



「起きたの向日葵?あと1時間ぐらいで着くかな」


「そっか。じゃーもうちょっと寝よっ」


向日葵は横になり目を閉じたのだった。

桜も向日葵も、地元に戻れる嬉しさもあれば、これからどうなるんだろうという不安もあるだろう。



「見慣れた道まで帰ってきたな」


「そうだね。遠いようで結構近いよね。出てきたときはほんと宛もない旅だったもんね」


「そうだったよな。ほんと浜田さんに感謝だよ。銭湯であの人に出会わなかったら、今頃どうなってたかわからないもんな」


「ほんとそうだよね」


二人は、今までのことを思い出していた。いろんな人達に迷惑をかけてしまった。



「これからも頑張ろうな」


返事のない愛を見てみると、愛は気持ち良さそうに寝ていたのだった。



「最近、全然寝てなかったもんな・・・これからは俺がお前達のことしっかり守ってあげるからな」


拓斗は、これから始まる第2の修羅場に気合いを入れたのだった。






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