表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
禁断LOVE  作者: コウユウ
第7章 新生活
PR
115/136

7-26

3月4日。


地元に帰る準備は、着々と進んでいた。

予定では、桜の卒業式の1週間前に帰る予定で進めている。


拓斗は、今週いっぱいで仕事を辞めることになっていた。

今日は水曜日。あと2日である。


桜と向日葵は、帰る1日前まで学校に行くことにした。



「えーっ!!西岡さんやめるんですかー!!」


拓斗は、佐伯の余りにも大きな声に驚き、自転車から落ちそうになった。



「そんな大声出すなよー。ほんとびっくりしたよ」


「すいませーん。だっていきなりなんですもん」


「ごめんなー、芝浦には前から言ってたんだけどな。佐伯さんにはなかなか言う機会がなかったからな」


「だって、西岡さん最近先に帰るんですもん」


拓斗は、愛に誤解された日以来、佐伯のことを避けていたのだった。

今日は偶然出会ってしまい、一緒に帰ることになってしまったのだった。

いつも一緒の芝浦は、今日は休んでいた。



「最近ちょっと急いで帰らないとだめだったから・・・。ほんとごめんな」


「そうなんですかー。でも西岡さん辞めたら寂しくなりますね」


「そんなことないよ。俺のことなんてすぐに忘れるよ」


「忘れませんよ。ほんと相談にのってもらいましたから」


「それで旦那とはどうなったんだ?」


拓斗は、相談を受けてから少し気になっていたのだった。



「あれからですか?・・・旦那とは電話で色々話したんですけどね・・・話するにつれてだんだん腹が立ってきちゃってね、もう別れることにしようかなって」


「あらっ、えらく思いきったなー」


「たぶん旦那とより戻してもまた同じ事されそうな気がしちゃって」


「そっかー、まぁー佐伯さんがそう決めたんなら文句はないけどな」


「はい、もう決めました。実家の母にこのこと言ったら、帰ってこいって言ってくれたんです。だから母の言葉に甘えようと思いまして」


「それはよかったじゃないかー。親っていうのは、いつまでたっても子供のことが心配なんだろうな」


「親には迷惑かけたくなかったんですけどね。今回は甘えようかなって」


「そうだな。とにかく無事解決してよかったよ。これで心置きなく俺も帰れるよ」


「心配かけてすいませんでした。西岡さんも頑張ってくださいね」


「あー、短い間だったけどありがとうな。じゃー元気でな」


拓斗は佐伯と別れ、アパートに帰ったのだった。



「西岡さん・・・バイバイ」


佐伯は、見えなくなるまで拓斗の背中を見ていたのだった。

いつからか拓斗のことが気になりはじめ、好きという気持ちが押さえられなくなってしまった。

佐伯は溢れる涙を流しながら、自分の気持ちを言えるはずもなく、心の中に静かに封印したのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ