2-1 SIZ0のシェルター探訪
この話には以下の要素が少々入っています。
ご都合主義、キャラ崩壊しない程度のメタ発言
「なんだここは…。」
カーケイが、気が進まないながらも訪れたのは、まるで倉庫を無理矢理開けたような暑苦しいシェルターだった。
おそらくNPCが多く集まっているこのシェルターからは多くの声が聞こえる。
広さだけはかなりのもので、場所には不自由しなさそうだ。
人が多いところに行くと引かれてしまうのを知っているからか、ここにいることに抵抗を感じている。
「あの…。あなたプレイヤーですよね?」
見た感じ俺と同年代ぐらいの女性が、後ろから肩を叩いて呼びかけて来る。
「どうしましたか。」
わざと質問には答えず、NPCのふりをする。
ずっとここにいる訳でもないのに関係を持っても面倒だし。
「私のことわかりますよね?」
そんなことを言われても、分からないものは分からない…。
確かに見覚えがあるような気がしなくもないが。
「…分からなかったら泣きますよ。」
とんでもない脅しだな。
こんなところで泣かれたら周りの状況とか自分のSIZ、その他諸々を考えると悪者扱いになる。
一回真剣に考えてみよう。現実の俺は、人との関わりは学校しかない。
ゲームの世界でも、あんまり話す人はいない。
強いていうなら、警官さんぐらいだ。
自分でさらっと言っておいて悲しくなってきた。
おかげで、見当が付いたのだが…。
「あのさ、身長とか変えすぎじゃない?」
「失礼ですね。たった15センチだけです。」
「見間違うには、十分だよ。」
彼女は、クラスメイトの杉沢実音。
クラスにたった一人の140cm台らしいが詳しくはよく知らない。
現実では、ショートなのだが、ここではうすいピンクのポニーテールだ。
「まあ、わかったのならいいか。私は、こっちではミサだからね。」
ミサは、水を得た魚のように急に活発になっていく。
絶対に口に出さないながらも俺は思う。
ご都合主義のタグ付け忘れてますよと。
ご都合主義のタグをつける予定は、今のところありません。




