2章プロローグ +ex1 選ばれしチンピラのキャラメイク
後ろの選ばれしチンピラのキャラメイクはサブストーリーです。
この話を飛ばしても、何の影響もありません。
性格の悪い人が苦手な場合は、飛ばした方が良いかも知れません。
「やっぱり、何もないな。」
壁に背中をもたれながら、何もない草むらを眺める。
わかっていたのに、もう一回見るとかなり虚しくなってきそうだ。
バンボーは、構ってもらえなかった猫を思わせるほど残念そうに旅立っていった。
誘ってくれたのに一緒に遊べなかったのは、なんともやるせない気持ちになるが、
せっかくのゲームは楽しく遊ばないとな。
…まあ、このゲームのメインである旅はできないんだが。
精一杯、自分を奮え立たせながら立ち上がる。
どうなるかわからない未来に期待を委ねながら。
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選ばれしチンピラのキャラメイク
「おいなんだよこのステータス。なんで俺がこんな平凡な能力なんだよ!
もっとチート級の能力とかさいろいろあるだろう。」
「皆さん、合計がだいたい同じぐらいのステータスなので…
ついでに希望は何です?」
「もちろん、誰にも負けない力は必須だろ、あとは…」
その希望は30分ほど語られた。たくさんの作品の主人公を足して割らなかった感じだ。
聞いてしまったのが間違いなのだろう。気づいた時には時既に遅し。
どうすることもできない。こういう男は大体、強欲なのである。
「聞いておいてですが、やっぱり難しいです。他の人との公平性は保たないとダメですから。」
「おかしいだろ、なんで実力のある俺が他の奴に合わせないといけないんだ。」
「そうでしたら、ゲーム内で実力を発揮していただければ、成長しますから。」
「そうか。なら、特別なものをくれよ。」
「はいはい、わかりましたからさっさと旅立ちやがれくださいませ。」
『【選ばれしもの】を獲得しました。』
「気が利くじゃねえか。やっぱりこれぐらいじゃないとな。」
するとぱっと意識が飛び、リスポーンしたのは柄の悪い奴らが集う路地裏だった。




