13 SIZ0のリスタート
「どうなっているんだ?」
ログインした直後に見た風景は、昨日見た風景とはまったく違う驚くほど、何もなくなった平原であった。
遠くにシェルターらしきものが残っており、そこに人々が集まっているようだ。
そうしてぼーっと眺めていると、小さなウィンドウが開いた。
ー ー ー ー ー
<緊急クエスト>
空から謎の巨大物体の落下が確認された。
この国を無に変えかねない大きさであるため、NPCをシェルターに避難させよ。
プレイヤーは、この国から脱出するか、NPCと一緒に避難せよ。
予想時間は、0時0分。いまから、3時間後である。
(このクエストはプレイヤー全員が、基礎スキルを習得したため、発動されます。)
ー ー ー ー ー
「イベントか…惜しいことをしたのかもしれないな。」
「おーい、たっくん。ここにいたのか。」
こんな時でも、楽しそうな「彼」の声が、聞こえる。
「あぁ、久しぶりかな。」
「言っても、2日だけじゃないか。」
「まあ、それはそうだけどさ。二日目なのにこんなに変化しているのはおかしいかなって思って。」
「いつの間にか3日ぐらい寝ていたかもっていう感じか?その心配は無用だな。今日はちゃんと二日目の7月18日だ。」
「彼」は、面白がるように薄ら笑いを浮かべて。
いつも冗談が好きな人だが、こういう時に嘘を言う人でないことはわかっている。
「とりあえず、何もないこの国からでようか。」
「そうだな。」
この国にたった一つ残った外壁に向かって、歩き出した。
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