12 SIZ0のログアウト(現実世界)
この話には、次の要素が含まれます。
現実世界、気持ちを少し暗くさせる表現
大丈夫な方のみご覧ください。
いつものVRゲームのパートは、21時半に投稿します。
「意気揚々と出ていったのは良いものの、どうしようか?」
「彼」はこちらに来てくれるみたいだけど、なんだかんだあって今日中の合流は難しいみたいだし…。
体感3時間ぐらいなのでVR慣れしていない俺にとっては、かなりきつい状態だな。
しょうがない、ログアウトするか。
「ログアウト」
と念じながら小さく囁くと、目の前が真っ暗になり感覚がなくなった。
いや、感覚なんてログインした時から無かったのかもしれない。
いくら違和感のない感覚でも、それは作り物に過ぎないのだから。
やはり、この現実が帰るべきところなのだろう。
そう思わせてくれるような気持ちの良い風が頬を撫でてくる。
「どこか窓が開けっぱなしになっているのか?」
そうして周りを見つめると、壁に小さな穴が見つかった。そこから風が入っているようだ。
この一軒家にも、かなりボロが来ているのだろうか。
このご時世は、肉体労働を拒む人がかなり多く、
工事などは機械が担当することが多い。
まだそれだけならば良かったのだが、
マンションに需要が固まり過ぎたため、
一軒家向けの機械が効率化されず、とても高価になったのだ。
とある界隈では、「家を直す位なら取り壊して、7階建てのマンションを建てた方が安く済む」とまで言われている。
少数派が、不遇を受けて多数派に変えさせられる。どこでもそうだ。
そんな世界が本当に帰るべきところなのだろうか?
なんだかんだ言っても、あの世界ではあんなに不遇でもあんなに楽しかったのに…。
そんなことを考えながら月の光に包まれながら、ベッドに横たわる。
あんなに気持ちの良い風が、今だけは不気味なものに感じた。
深夜に書いて投稿しようか悩んだ話です。
これでも元よりは、明るく直した後だったりします。




