第67話 魔獣探し
私達は人が居ない所は転移魔法を使って移動していたが近くに人が居る街の近くや大きな道路は転移が使えずゆっくりした動きになった。転移で距離は稼げるから帰る事は出来るだろうが、時間がかかる事と魔力の補給とセアノサスの怪我の回復にも魔獣の肉の消費が激しくなってきた。
「カルミア……魔獣の肉ってあとどれくらい残ってる?」
「あと2週間位は大丈夫だと思うけどそれ以外の食料も減って来てるからそろそろ狩りでもしないときついかも」
「分かったわ……近くの魔獣を探してみるね」
「そんな事できるの?」
「出来るかは分からないけど、魔獣の持つ魔力を探せばそこに居るはず」
「適当ね……」
「試してみないと分からないからね……少し離れた所に多分居るわ」
「本当に見付けたの?……どうする倒しに行く?」
「そうねカルミアは皆の事守っていて。私一人で行ってくる」
「わかった。気を付けてね」
私は体を魔力で強化し高速で反応のあった場所へと向かった。そこには猪のような魔獣が3頭居た。
いつも通り急所に剣を刺し3頭を倒し魔法で収納して皆の所へ戻った。
「カルミア、戻ったわ」
「お帰りサクラ。戦果は?」
「中型3頭。皆で解体しようか」
私達は倒してきた魔獣を解体しその場で焼いて食べた。
「カルミア……あと何頭くらい倒せば足りるかな?」
そんな話をしていたらセアノサスさんが話かけて来た
「俺の傷も落ち着いて来たし魔獣の肉を食べてるからか体力も復活してきた。アベリアももう大丈夫みたいだからもう少し早く移動できるぞ」
「本当ですか?傷口見せてもらっても良いですか?……確かに良くなってますね」
次の日試しに倍くらいの距離を移動したが大丈夫だったので、この日以降はこの速度で移動する事にした。
それから半年ほど移動して温泉の近くに戻ってくる事が出来た
「ここが目的地の温泉です。この近くに家をつくってそこに住んでもらう予定になってますが大丈夫ですか?」
「サクラ少し質問が有る。ここに勝手に家を建てても大丈夫なのか?」
「ここは私が管理してる土地なので大丈夫ですよ」
「サクラが管理してる?」
「正確に言うと、魔獣からこの土地を取り戻したので私が死ぬまでは好きに使えるそうです」
「そうか……あと家を建てるのはどうしたらいい?」
「私がつくります」
「家をか?」
「はい。特殊な魔法みたいなもので家をつくる事が出来ます。好きな場所を選んでください」
「それなら、この温泉の隣にある家の横で良いか?」
「家の広さは隣の倍位で良いですか?」
「何故倍?」
「セアノサスさんとアベリアさん一緒に住むのですよね?」
「そうね。セアノサスの怪我が落ち着くまでは一緒に住むわ。一人では生活できないでしょう?」
「隣の家には私が住んでますしいつでも手伝いに行きますよ」
「では決まったみたいなので今から家をつくりますね……出来ました」
「……何回見ても非常識ですね」
「……家が出来た?こんな魔法聞いたことがないぞ」
カルミア以外の皆から色々言われた……。
久々に温泉に戻って来たので、皆で順番に温泉に入り私とカルミアはその後家に戻った。
「ツツジさんただいま戻りました!」
「お帰り。今回は長かったな」
「そうですね。1年半近くかかりました……何か変わったことは有りましたか?」
「何も無いな……最近魔獣の肉を食べてない位だ」
「では今日食べましょうか。新しく増えた人たちを紹介しますね」
私とカルミアとツツジさんは転移で温泉まで移動し皆を紹介したあとに皆で焼肉した。
皆が楽しそうに話しているので何を話しているのかと聞いていたら私の話しだった。
「サクラって昔から色々な魔法が使えたのか?」
「そうですね。複数属性の魔法を使ったり異常でしたね」
「魔法で建物をつくるなど聞いた事が無い……」
「魔法っていう不思議な力が使えるのだから色々使えた方が便利でしょ?だから私は間違ってない!」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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