第68話 魔獣探し
セアノサスさん達と合流したことで温泉付近の土地が少し狭くなった。
住むだけならまだ余裕は有るが、何か作物を植えたり畑などをつくるには少し狭い。
「……カルミア土地が足りなくなってきたと思わない?」
「そう言われると何かするには少し狭いね」
「ということで、土地を広げましょう!」
「それは良いけどどうやって?」
「とりあえず近くに居る魔獣たちを倒していくしかないわね」
「と言う事はまた魔獣の肉が大量に手に入るのね!」
「そうね。魔獣と戦う事に不安は無いの?」
「サクラが負ける相手なんて想像できないわ」
「そうね。数で攻めてこられない限り大丈夫だと思う」
翌日から魔獣探しが再開した。
「カルミア、温泉付近はもう魔獣の気配は無いけど、少し進んだら多数の反応が有るわ」
「よく考えたら危ない所に住んでいるのね」
「魔石を置いていたら近付いて来ないから良いけどそうじゃなかったらゆっくり寝る事も出来ないわね」
「しかし魔石って何なんだろうね?」
「不思議な石だね。多分中に魔力が詰まってるんだと思うけど」
そんなことを話していたら近くに小型の魔獣と思われる反応を感じた。
「カルミア、魔獣が近いわ。ここで待ってて」
「了解!」
私は魔力で体を強化して魔獣の方へ向かった……近付いて確認すると小型の魔獣が10頭ほど居た
数頭程度なら一気に戦えるけど10頭相手は難しい……とりあえず魔獣の真下に落とし穴を魔法でつくり7頭ほどをそこに落とした。そして残った魔獣には火魔法で攻撃し相手が離れた所に転移魔法で近付き急所に攻撃した。落とし穴に落とした魔獣は離れた所から火魔法で攻撃し呼吸を出来ないようにして倒した。
「魔獣10頭を一度に相手するのは大変だったけどこれでまたレベルアップしてると思う」
そう私が言って油断していた時中型の魔物が私に向かって攻撃してきた。
私はすぐに対処が出来ず、不味いと思ったが体は動かない。魔獣はそのまますごい勢いで私に当たり魔獣は気を失った……。
レベルアップして強くはなっていると思っていたがこの勢いで衝突されても痛いと思う程度で助かるとは……これは早目にレベルアップしておいた方が安全だなと思った。
衝突してきた魔獣も急所に一撃で倒し合計11頭の魔獣を収納してカルミアの所に戻った。
「カルミア、倒してきたよ」
「何頭居たの?」
「小型が10に中型1」
「はい?」
「小型が10に中型が……」
「聞こえてたけどそんな数相手に勝てたの?」
「勝てたからここに居るのだけどね……」
「確かに。怪我は?」
「中型の魔獣の突進で少し怪我したけどこれ位なら魔法で治るよ」
「中型の魔獣の突進が当たったの?それで無事って……」
「レベルアップは予想以上に効果が有るわ。カルミアも出来たらレベルアップした方が良いと思う」
「……魔獣の攻撃に耐えれるのは凄いわね。またダンジョンを探して弱い魔獣と戦わないと」
「それか一緒に魔獣と戦う?」
「多分私攻撃を避けられない気がする。もう少し素早く動けるようになったらお願いするわ」
「とりあえず一旦戻って解体しない?中の魔石も欲しいし」
「分かった。でもサクラは待機ね。怪我してるし」
「大丈夫だけど分かった。任せて良い?魔力だけは抜くから」
「そうね。魔力は私には抜けない……ってこれも練習したら出来るようになるのかな?」
「魔獣の肉から魔力を抜くだけだからそんなに難しくない……と思う」
「少し練習してみるね」
その後カルミアが魔獣の肉から魔力を抜く練習をしてみたのだが、意外にすぐ出来るようになった。
「カルミアもう覚えたの?凄く早かったね」
「毎回見てたしね」
「これで今度からカルミアだけで魔獣の処理が出来るね」
「そうね。これで疲れてるサクラの手を借りなくても大丈夫だね」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




