第62話 移動方法
再会したクフェア先生は上半身に怪我をしているので歩けなくはないが、長距離の移動とか荷物を持ったりは難しそうだったが、温泉の近くに住む事には賛成してくれたので私は移動方法を考えた。
「先生、荷物を持たなければ30分位は歩けますか?」
「30分や1時間くらいなら大丈夫だと思うけど……移動先は隣国では無かったかな?」
「そうです。来るのには17日ほどかかりましたけど帰りはもっと早くなると思います」
「ありがとう、もう少し良くなってここでの借金を支払い終えたらゆっくり向かう事にしますよ」
「いいえ今から向かいましょう!」
「それは難しいですしお金が……」
「こう見えて私冒険者として稼いでいるので私が払います。それと序にここのベッドも一緒に購入してきます!」
「はい?」
私は先生の返事を聞く事無く受付に行きお金を払いベッドごと購入した。
「先生ベッドごと買ってきましたので今から運びますね」
「……サクラさん性格変わりました?」
「そうですか?……確かに昔と比べたら違うかもしれませんね」
私は話ししながらベッドを持ち上げ運び始めた
「ベッドごと私を運ぶ気ですか?無理ですよそんな事……と言うより何処にそれだけの力が有るのですか?!」
「大きい声では言えませんがこれも魔法です」
「そうですか……と言うかそんな魔法有るのですか?」
「有りました」
「でもこのまま進むと魔力が枯渇しませんか?」
「街を出たら移動方法をかえます。街を出るまで我慢してください」
私達は街中で注目されたが、無視して街を出た。
街を出てから一旦先生にベッドから降りてもらい、ベッドを魔法で収納して転移魔法で移動した。
先生は転移魔法を使うと言った時にかなり驚いていて体感すると次は何かに恐怖していた。
「サクラさん……この魔法は危険です!もし国や軍に知られたら命を狙われるかもしれません」
「私もそう思うので誰にも見られない所でしか使いません」
「それが良いですね……しかしサクラさんに使えない魔法って有るのですか?」
「まだチャレンジしてない魔法は有りますよ」
「そうですか。魔法の才能がある子だとは思っていましたが……」
「先生が私を助けてくれなかったら私は今存在してないと思います。先生助けてくれてありがとうございます」
「今助けてもらってるのは私です……私の為に貴重な時間を使わせて申し訳ない」
それからも国境以外は殆ど歩かずに転移魔法ばかりで移動し、先生が疲れたらベッドで休んでもらったので時間がかかり温泉に着いたのは病院を出てから20日後だった。
「到着しました。私達の温泉です!」
「ここが?……この立派な建物は?」
「私の魔法?のような物で建てました。とりあえずここに住んでください」
「こんな所に住んでいいのですか?」
「はい。家は明日にでもつくります」
「……本当に魔法で何でもできるのですね」
「何でもは出来ません……現に今先生の傷を治せませんし……」
「そうですね。でも昔に治癒の魔法というのが有ったと聞いたことも有ります……そのうちサクラさんなら使えるようになるかもしれませんね」
「そんな便利な魔法が有ったのですか?……と言う事は私が使えても変では無いですね?」
「……転移魔法を見た後なのでそう思ってしまいますね」
「明日から練習して先生の傷を治します!」
「私の怪我はこのままでも大丈夫ですが、新しい魔法が使えたら良いですね」
その後私達は家に戻りツツジさんに挨拶しゆっくり休んだ。
翌日、私とカルミアは朝起きてから温泉に向かった。
クフェア先生はすでに起きていたので朝の挨拶をしてから外に出て家の場所をどこにするか相談した。
「……本当に魔法で家が建つのですか?」
「魔法とは少し違うのですが……似たような感じです」
「温泉の近くなら助かります」
「大きさは?」
「一人なので小さい方が助かります……そんなことまで決められるのですか?」
「はい出来ますよ!」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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