第61話 再会
国を逃げ出した人の名前の中に知った人を見付けたので、連絡が取れるかギルドの受付の人に聞いてみた。
「生存は確認できてますがほとんどの方が負傷されてると聞いてます。ですから返事が必ず来るとは言えませんが大丈夫ですか?」
「はい。それでも大丈夫です。お願いします」
「分かりましたそれでは手紙を送りますので書いて頂いてよろしいですか?」
「はい」
私は数名に手紙を書いてそれをギルドの受付に渡した。
「返事が来るまでには2か月はかかると思います」
「分かりましたまた2か月後ここに来ますね」
それから家に戻り3人で話をした。
「ツツジさん、私達が居た国は魔獣が現れて滅びたのですが、その国の知人が生き残っていることが分かったので会いに行きたいと思ってます」
「そうか。それは良かったな」
「それで、2か月後くらいに返事が来たら行こうと思うのですが、少しの間ここを離れますので先にツツジさんに伝えておこうかと」
「隣国やその先まで行くのなら1年以上は帰って来れなくなるな……」
「そうですね。転移魔法で出来るだけ街に寄らずに移動しようかと思っておりますがそれでも半年位はかかると思います」
「寂しくなるな……会った後はどうするか決めているのか?」
「怪我していたら温泉の近くで療養してもらおうと思ってます」
「そうか。サクラの村に住んでもらうんだな?」
「私の村?」
「サクラがつくったのだからサクラの村だろ?住民も居ないしここの近隣に人が増えるのは嬉しいしな」
「そうですね。それで2ヶ月程はここで狩りをしてから返事次第で旅に出る予定です」
「わかった」
その後2ヶ月間魔獣や獣を倒してレベルアップした。
「カルミア、2ヶ月経過したしギルドに行ってみようか?」
「そうね」
私達はにろのギルドに向かった。
ギルドに着くと受付の人は嬉しそうに話しかけて来た
「返事来ましたよ」
「ありがとう」
受け取るとそこにはクフェアさんから隣国の病院に入院してると書かれていた。
「カルミア、クフェア先生には私がお世話になって……研究所の人ではないけど会いに行っても良い?」
「私も知ってるわ。会いに行きましょう!」
その日家に戻りツツジさんに相談してすぐに向かう事にした。
「では行ってきます!」
「戻ってくるのは半年後位か?」
「もう少し早いと思います」
「分かった気を付けてな」
私達はすぐに転移魔法を使い移動した。
人が居ない所では休まずに転移魔法で移動していると1週間で国境まで着いた。
「サクラ、ここまでが順調過ぎね」
「国境を無事に越えられるかね」
「移動が速すぎて怪しまれないかな?」
「誰にも今どこに居るかなんて把握できないのだから大丈夫だと思うけど……」
話しているうちに国境を通過できた。
その後も転移魔法で移動していると10日後にクフェア先生が今居ると聞いていた街に到着した。
病院の場所が分からなかったので近くのギルドに行き病院の場所を教えて貰い到着した。
病院の受付でどこの病室か聞き、部屋の前に到着した。
部屋の扉は開いていたので中に入ると一番手前のベッドにクフェア先生っぽい人がいた。
「クフェア先生ですか?」
「サクラさん?!」
「そうです。サクラです……先生大丈夫ですか?」
「私は少し怪我をしましたが無事逃げて来れました」
「そうですか……他には一緒に逃げた方って居ますか?」
「近所の数人を連れて逃げてきたけど他の人達は全員無事だったよ」
「魔法研究所の方は?」
「離れていたのでわからない。あの時は余裕なくて……」
「そうですか。今困ってることは有りませんか?」
「仕事が出来ないので今困ってるかな……言っても仕方ない事だけど」
「良かったら私達と温泉の近くに住みませんか?療養にも良さそうですし」
「それは嬉しいが私は今長い距離動けないし、お金もない……」
「それだけ解決したら移住出来ますか?」
「温泉の近くに住めるなら住みたいよ」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




