第57話 ダンジョン
翌日カルミアも一緒に行きたいと言われたが一人で調べたい事が有ると少し強引にダンジョンまで一人で来た。
ダンジョンの入り口付近に今日は魔獣の反応は無い……少し戸惑ったが中の様子が気になり少しだけ入ってみる事にした。
ダンジョン内部は地下に有る筈なのに空が有る……入り口の階段はそれほど広くは無かったが中に入ると凄く広かった。
私は魔獣が居るのかいつものように魔力で探索したがダンジョンの魔力に負けてるのかうまく行かない。
気が付いたら少し前に小さな生き物が現れた。
小さい鼠のような生き物だが……多分魔獣だ。魔法が使えないので勝てるか不安だったがいつものように魔力で体を強化し攻撃したら簡単に倒す事ができ、倒した魔獣は魔石だけを残して消えた。
……あれ?魔法使える?試しに火魔法を使ったら出した火球はダンジョンの魔力が抵抗になるのかなかなか進んで行かない。水でも一緒だった。でも体を強化は出来る……要は放出しない魔法は使えると言う事かな?そしてダンジョン内で倒した魔獣は魔石だけを残して消える事が分かった。
その後も迷わないように入り口の近くで敵を探したが鼠のような敵しか居なくて簡単に倒せた。
少し時間も有ったので地価2階まで来てみたが敵は変わらず簡単に進む事ができた。
地下2階も殆どの敵を倒せたので私は家に戻ることにした。ダンジョン内では転移魔法は使えなかったが外に出て少しダンジョンから離れると使う事ができた。
家に戻ってきたらカルミアが待っていたので今日の事を説明した。
「ダンジョン内では放出しない魔法なら使えるって事が分かったよ」
「中に入ったの?中はどんな感じだった?」
「中は広くて空まであったわ」
「地下よね?」
「地下だよ。でも空が有って、更に下に降りる階段も有った」
「魔獣は居なかったの?」
「鼠のような魔獣が居たわ。特に強くもなく倒したら魔石になった」
「魔獣が魔石になるの?」
「そう。生き物を殺さずに魔石が集められるから戦いの練習に使うのもいいかも」
「でも魔石って集めても魔獣除け位にしか使えないよね?」
「綺麗な石だし売れるかもしれないけどね」
「どこかに保管しておく?」
「そうね……魔石の事は良いとして明日から一緒にダンジョン内を探索してみない?」
「少し怖いけど放置も出来そうにないし……分かった」
翌日からカルミアのレベルアップのためのダンジョン利用が始まった。
朝から転移魔法でダンジョンまで来てカルミアが疲れるまで戦わせた。少しずつ戦える時間が増えているが本人は気付いていないみたいだった。
「サクラ……何で私ばかりが戦うの?」
「強くなるためよ」
「本当に強くなるの?もう鼠さん100匹以上倒してるけど……」
「気になるなら一度ダンジョンから出てみようか」
私達はダンジョンから出て少し離れた。
「出てきたけどどうするの?」
「カルミア、魔法使ってみて」
「分かった。水を出すね……何で?いつもより多くの水が出る!」
「出せる時間も増えてない?」
「確かに。前までだったらもう魔力が無くなっていたのにまだまだ出せる……」
「戦う事によって少しずつ強くなるからこれを続けたらもっと強くなれるよ。長生きも出来るし肌もきれいに保てるよ」
「本当?!」
「私の知識に間違えが無ければね」
「痩せられる?」
「……無駄な肉はつかないと思うよ」
「ここに毎日通う……それでサクラとツツジさんと一緒に長生きする!」
「そうだね。楽しく生きる為に戦おう」
「生き物殺すわけではないから気分的にも楽だね」
「と言う訳で、続けましょうか……そろそろもう1階下に降りてみる?」
「少し怖いけど鼠の相手も飽きてきたしそれもいいかもね」
「多分敵は変わらないと思うけど……」
この後地下4階まで降りたが敵は鼠だけだった。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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