第51話 魔獣退治
とりあえず私達が使える温泉が欲しくて、近くの魔獣を討伐する事にした。
「ツツジさん、この先の温泉に入れるようにこの近くの魔獣を倒してしまおうと思うけど何か不都合な事って有りますか?」
「昔みたいに魔獣が居なくなったら平和で良いけど……その為だけに危険な事はして欲しくないね」
「正直に言うと自分達で好きに使える温泉が欲しいのと、魔獣の肉って美味しいから……」
「本当にそれが目的?」
「……私達の帰ってくるこの家を護りたいのも有ります。多分私も人より魔力が多いと思うから長生きすると思うので、旅が終わったら一緒に生活できたら良いなと考えてます」
「そう言われると反論できないね……魔獣相手でも大丈夫なのよね?怪我とかして欲しくないのだけど」
「必ず勝てますとは言えませんが、私も戦ってレベルが上がり強くなってますし、勝てそうになかったら逃げます」
「そう……戦えない私からは気を付けてとしか言えない……危なくなったら逃げてね」
「分かりました。では今からカルミアと行ってきます」
私とカルミアは家を出て温泉の方に向かった。
「前回は魔獣の気配を回避したけど今回は積極的に戦いに向かうわ」
「了解!私は倒した後の解体と収納ね」
「それでお願い」
「分かった」
「……私の我儘聞いてくれてありがとう」
「何が?」
「今回の戦いって本来は必要ない事なのに」
「そう?私達の家を護るためでしょ……無意味じゃないよ」
「でも魔獣と戦うのってかなり危険な事なのに……」
「一番危険なのは戦うサクラでしょ?私は影から応援するだけ。私も攻撃できる魔法使えたらな……」
「魔法ってイメージだから練習次第で出来るよ。現に収納魔法出来る様になったし」
「出来たら水魔法を覚えたい。収納と水が有ったら旅するのに便利だから」
「水魔法か……この辺り誰も居ないし一回手を繋いで魔法を使ってみるね……」
「水が出てる……この手に感じる力が魔力?」
「多分そう。真似して水を出すイメージをしてみて」
「……水が出た。水が出たよ!」
「手を放してみるね。それでもできる?」
「出来る。水魔法をこんなに早く覚えられた……サクラありがとう」
「後は少しずつ練習して行けば発動時に消費する魔力が減るし、自分の魔力量も増えると思う」
「今度から自分で水が飲める……でも水で魔力使い過ぎたら収納魔法が使えなくなりそう……」
「その時は私が預かるから大丈夫よ。今は水の魔法の練習をしてくれたらいいよ……丁度良く魔獣の反応があるとりあえず行ってくるね」
「気を付けて」
私が気配が有った方に向かうと、猪の魔獣が3頭居た。とりあえず3対1は不利なので魔法で落とし穴を掘り2頭を落とした。こちらは剣を持ち魔法で体を強化し転移魔法で魔獣の近くに移動し一気に急所を刺した。残りの穴の中の魔獣は土魔法で大きな岩をつくり魔獣の上に落として気絶させて剣で止め刺しした。
「カルミア……猪3頭倒したよ」
「分かった。今から解体しに向かうね」
私とカルミアの2人で協力して魔獣を解体し収納した
「今日は一旦帰ろうか?」
「そうだね。時間が遅くなってくるとこの辺り寒いからね」
一旦ツツジさんの家に戻った。
「お帰り早かったね……何か居たのかい?」
「今日はツツジさんにお土産有りますよ。魔獣3体を倒してきました。魔石も家の近くに置いておきますね」
「魔獣3体!?」
「まあ小さ目でしたけど」
「犬くらいか?」
「猪です」
「……猪は小さくないと思うけどな。でもよく無事に帰って来た、そうだ食事にしようか?」
「丁度良かったですね。新鮮な魔獣の肉が有りますからこれを焼いて食べませんか?」
「貴重な肉だろ?いいのか?」
「皆で食べたいので」
「ありがとう。では調理しようか」
その後色々な料理に魔獣の肉を入れたがどれも美味しかった。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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