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ゲームの世界に転生したので自由に生きたいと思います  作者: 神戸近区


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第48話 馬車

 カルミアと一緒に水を飲んで休憩していたら森の中から嫌な気配を感じた。

「カルミア……何かの気配を感じるわ。ゆっくりできないみたい」

「魔獣?」


「分からない。けど人とか獣では無いと思う」

「と言う事はほとんど魔獣って事ね……魔獣ってこんなによく会うものかな?」


「ごめん!それもしかしたら私と一緒に居るからかも知れない」

「サクラ……サクラと居なかったらもっと前に魔獣に食われてたと思うから……何が有ってもサクラと行動を共にするわ」


「ありがとう。一人じゃないって思えるだけで少し強くなれるわ!……でもここは危険。もう少し南側に逃げて」

「サクラは?」


「私はここで足止めする。食べられる生き物かも知れないでしょ?」

「その時は私が解体するわ」


「任せた!。では下がってて」


 そんな話をして数分大きな馬車がこちらに高速で接近してきた。

馬車の中から誰かがこちらに叫んでいる

「早く逃げろ……魔獣だ!」

「数と大きさは?」


「何を言って……冒険者か?それなら報告してくれ……巨大な熊の魔獣が2頭だ。国から増援が必要な敵だと思う」

「分かった……ありがとう。少し確認してくるね」


「待て!子供に相手できる敵ではない……馬車を止めろ。あの子を救う」

馬車の中で近くに居た軍人みたいな人がその人を止めた。

「あの子は自分で魔獣の方に向かった。我々はこの魔獣の報告を速く軍にしないと被害が大きくなってしまう……最悪この街は壊滅する……。子供一人の命より街を優先するべきだ」


 馬車は速度を落としたが街の方に再び走り出そうとしたがそこに魔獣が2頭現れた。

私は誰にも聞こえないように言って考えをまとめた

「大きい熊の魔獣ですね……私でもここまで大きい魔獣は初めて戦います……でも多分私のレベルは高くなってると思うのでかてるはず……だよね」


魔獣の一頭が私に向かって高速で突進してきたので私は火魔法で大きな火球をつくりそれをぶつける事に成功した。もう一頭は此方を警戒していたので、今度は私が魔法で体を強化し剣で急所を攻撃し倒した。

両方動かないが念のためく首を斬り完全に無力化した。


「おーい、カルミア終わったよー。肉解体して食べない?」

離れた所からカルミアが走って来た。馬車の中の人達はまだ意味が分かっていない。


 そこからいつも通り魔獣から魔力を抜いて解体して魔石抜いて、焼肉を始めた。

馬車の中から出て来た2人がこちらに近付いて来た。

「先程の戦いは何だ?魔獣相手だぞ……普通は軍が出撃して……被害も出して……。それを一人で倒せる訳がない!どういう事だ?」

「向かって来たから戦った。偶然私が勝った。それだけです」


「そんな訳が無い……どこかの国の間諜か?」

「こんな正体表す間諜が居たら少し問題かと」


「そうだな……今どこの国にも所属していないなら我が国に来ないか?貴族として迎えるぞ」

「私が所属すると魔獣に襲われるかもしれないので辞退させていただきます」


「そうか……それより先程魔獣の肉を食うと言っていなかったか?」

「はい、言いましたよ。今から食べようと思ってます」


「魔獣の肉って食えるのか?」

「食べられますよ。但し特殊な処理をしないと食べられませんが。ここの肉は処理済みなので食べられます」


「一口頂いても良いか?普段困らされてる魔獣の肉を食えるのなら食ってみたい」

「良いですよ。一口と言わずに……沢山ありますから」


 こうして謎の焼肉が始まった。最初は警戒されていたが、出身地が魔獣に壊されたこと、ある人との約束で現在世界を旅してる事を話すと色々教えてくれた。


「サクラさんだったか?この先は何処に行くのかな?」

「散田国に行こうと思ってます」


「散田か……遠いし坂も多い。助けてくれたお礼に馬車を用意するからそれに乗って散田との国境まで行ってくれ。残念だが国境は超えられないが」

「それでも助かります。ありがとうございます」



今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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