第42話 森の中
近くに居た魔獣たちは倒す事ができたので森の中に再度入ってみる事にした。
魔力を使って索敵しながら出来るだけ何かと会うのを避けて進んだら1軒の家が有った。
「カルミア……家が有るね」
「ここだけ綺麗な状態で家が有るのって不思議ね」
カルミアと話していたら急にドアが開いて中から女の人の声が聞こえた
「こんな所で何をしている?」
「……今森の中を探索しています」
「魔獣と会わなかったのか?」
「生き物とは会わないように進んできました」
「会わないようにって……そんな事ができるのか?」
「出来ますよ。特殊な力を使いますが」
「魔石か?」
「魔石では有りませんが……魔石を知っているのですか?」
「近くに置いてある。これが有ると魔獣や獣が寄って来なくてな……」
「魔石にそんな効果が有るんですか!?」
「偶然この家の近くで魔獣が死んで魔石が残ってそれ以来ここだけは1回も魔獣に襲われていないんだ。……そんな事より肉を持っていないか?最近足腰が悪くて狩りが出来てなくてな……肉を持って居たら金は無いけど何かと交換してくれないか?」
「肉ですか?今魔獣の肉なら少し有りますけど?」
「魔獣の肉?そんなもの食えるのか?」
「特殊な処理して食べられるようにしてます。結構美味しいですよ」
「少し分けてもらえるか?」
「良いですよ。その代わり少し休ませてもらっていいですか?」
「そんな事で良いのか?もう時間も遅いし泊っていったらどうだ?」
「良いのですか?」
「私一人で普段退屈してるんだ……泊って行ってくれたら嬉しい」
「では泊まらせてもらいます」
「そうか!それなら風呂も用意するぞ……少し水を汲んでくる」
「水なら大丈夫です」
「大丈夫?そんなに持ってるようには見えないが……」
「私達魔法が使えるので風呂が有るのなら準備は私達がします」
「それなら任せても良いか?部屋は沢山あるから好きな部屋を使ってくれ」
「風呂が有るなら少し運動して来ようと思いますが良いですか?」
「運動?」
「食べられる動物を狩ってきます」
「……時間的に難しくないか?」
「近くに数頭居るので狩ってきますね」
私達は家から離れて近くに居た鹿1頭と兎3羽を捕まえて戻った。
「戻りました」
「早かったな……ってこんなに捕まえたのか?この短時間で」
「この近くは生き物が多いので気配さえ分かったらすぐに捕まえられますよ」
「……この近くに猟師が居た時でもこんな短時間で捕まえて来たのは見た事ないぞ」
「とりあえず今から解体しますね。その後に風呂の用意します」
「客にばかり働かせる訳にも行かん。私も解体に協力する」
私達は3人で解体し、風呂の準備もして入浴した。その後肉を使った料理をつくってくれたので頂いた。
「凄く美味しいです」
「私も久々に肉が食えて嬉しいよ。最近足腰が悪くてな……自分の事だけだと動くのも面倒になって」
「良かったら少し診てみましょうか?冒険者なんで少し位なら体のことわかりますよ」
「なら少し診てもらうとしようかな?」
私は魔力を使って体の中の悪そうな部分を探し、少しだけ魔力を流して血行を良くした。
「少し楽になったよ、ありがとう。……良かったら少しの間泊って行かないか?」
「ご迷惑になりませんか?」
「一人で居るのは気は使わないが淋しくてな。昔はこの辺りにも人は住んでいたのだが……」
「私達はこの先を調べたいので、調べる間の拠点として使わせてもらっても良いですか?」
「居てくれるなら理由なんて何でもいい。ありがとう」
「礼を言うのは私達です。この辺りでどうやって寝るか悩んでましたし」
「この辺りで外で休むのは危険だ。まあ魔石の効果もいつまで続くかは分からないが……」
「心配なら魔石何個か外に置いておきましょうか?」
「魔石を持っているのか!?」
「魔獣は何度か倒したので」
「……そうかそれは強いはずだ」
私達は念のため数個の魔石を外に置きその日は泊まることにした。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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