第40話 次の街へ
私達は次の街の事も聞けたのでにろの街に向かう事にした。
街を出る時も多数の人がお礼を言ってくれて出るのに時間がかかった。
「カルミア……なんかすごい扱いされたね」
「サクラは当事者だから良いけど……私なんてついて行ってるだけなのに色々お礼言われてなんか申し訳なかったわ」
「次の街では魔獣に会わない事を祈りましょうか」
「サクラ、そう言う事は言わない方が良いよ……」
「この世界にもフラグって有るの?」
「何の話?この世界?フラグ?」
「ごめん何でもない。気にしないで」
「まあ良いけどサクラ少し疲れた?」
「何で?」
「最近魔獣倒したり頑張ってたから。疲れてるなら早目に休んでもいいよ」
「それは大丈夫。私は多分カルミアより体力有るから」
「確かに私運動不足かも」
「運動不足では無いと思うよ。歩いて旅できてるし」
「それならいいけど……」
適当に話しながら進んだが、景色も変わらないし人の気配もない。
「カルミアごめん。少し休もうか」
「別にいいけどどうしたの?」
「なんか人が居なさ過ぎて少し不安になって来た。こういう時は何か暖かい物でも飲んで落ち着きたい」
「そうね……了解休もうか」
私達は少し休む事にした。
「この景色が変わらないのが続くのって進んでない気がして苦手」
「サクラにも苦手な物が有るんだ?」
「それはどういう意味?」
「サクラって何でも自分で出来そうだから」
「そんな事無いよ……カルミアが一緒じゃなかったらこんな風に旅とか出来てないよ」
「そうかな?」
「私一人だったら冒険者になれてるかも怪しい」
「それはそれで違う仕事してそうだけどね」
「生きていくため働いていたとは思うけど想像できないわ」
「意外と冒険者って仕事面白いよね」
「冒険者というよりカルミアとこうやって旅が出来るのが楽しい」
「サクラどうしたの?……大丈夫?」
「最近感謝され過ぎたから……私もカルミアにお礼を言っておかないとって思ってね」
「私だって一人だったら生きるの諦めてたかもしれないし……お礼を言われる事はしてないよ」
「ではお礼も言えたし旅を再開しますか?」
「そうね」
こうして数日間休みながら歩いたら小さな街が見えてきた。
「カルミア着いたみたいね」
「疲れた……」
街に入りギルドの場所を聞いて向かったら何故か住民から注目された。
「カルミアなんか見られてない?」
「まさかここまで魔獣の話が!?」
「それは違うと思うけど……ギルドに行ってみようか」
ギルドに到着すると受付の人が……寝てた。
「あの……ここの街って泊る所有ります?」
「はい。失礼しました……この辺りに宿泊できるところは有りません。ですからこのギルドの建物に宿泊できるようになってます」
「それならとりあえず今日二人で泊まりたいのですが」
「分かりました。準備しますね」
「それと気のせいかもしれませんが私達注目されていたのですが……理由分かります?」
「多分それは旅の人が来るの珍しいからだと思います」
「そうなんですか?」
「そうですね……この辺りってなにも有りませんし、この先は魔獣が居ると言われてる森ですから」
「魔獣が出てきたりって有るのですか?」
「目撃だけなら年に数回有ります。不用意に近付かなければ襲われる事も少ないですよ」
「私達はこの先の子鹿が入ったと言われる温泉を探しているのですが……」
「その辺りは危険ですね。数年前から魔獣が出て人も殆ど住んでませんし」
「一応住んでる方は居るのですか?」
「……襲われてない限りは居る筈です。ですが近付くことはお勧めできません」
「分かりましたありがとうございます」
私達は部屋に案内されたので中に入ったが、意外に綺麗で広く値段も安かった。
翌日は一旦街を出て森の中に入ってみる事にした。
一応道は有ったので道沿いに歩いてみたが、途中から魔獣の気配を感じたのでカルミアと相談して引き返す事にした。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




