第39話 感謝
無事に魔獣も倒してギルドまで戻ってくると皆は今度は飲み会を始めた。
私も誘われたが、宿に友達が待っているからと言って断った。
「そうか……今日は助かった。見た目で判断して悪かったな」
皆口々にお礼を言ったり褒めてくれて少し恥ずかしかった。
宿に戻って部屋に戻るとカルミアが待っていてくれた。
「カルミア起きて待っていてくれたの?」
「思ったより早かったね……早く帰って来たと言う事はうまく行ったんだよね?先ほど外が騒がしかったし」
「無事に倒してきたよ」
「そう。良かった……お腹は空いてない?」
「ごめん。魔獣食べて来た」
「美味しかった?」
「皆で食べておいしかったよ」
「それは良かった」
その後私は疲れたのも有り体を拭いてから直ぐに寝た。
翌日、ギルドに行くとそこには寝て居る人達が多数いた……
「皆さんこんな所で寝て……風邪ひきますよ」
「……おはよう。皆で飲んでたらいつのまにか寝てたみたいだ」
ギルドの職員の方も一緒に飲んでいたらしく、皆顔色が悪かった
「……カルミア今日は休みにしようか?」
「それが良さそうね」
私達がギルドから帰ろうとすると急に声を掛けられた
「サクラさん待ってください。昨日はありがとうございました……魔獣が出没したせいで荷物も止まっていてこのままでは皆逃げ出さないといけない所でした」
「皆様の役に立ったのなら良かったです」
「皆さまが驚いてましたよ……魔獣を簡単に倒す人を始めて見たと」
「簡単では無いですよ。攻撃されたら一撃で私なんか死にますから」
「でも凄いです。報酬は明日にはお渡しできると思います」
「ありがとう。また明日来ますね」
私達はギルドを出た。ギルドを出てから街の中を歩いていたら私に話しかけてくる人が居た
「昨日魔獣退治に行った人?」
「そうですが」
「魔獣を倒したと聞いたけど?」
「皆で倒しましたよ」
「それを食べたって本当?」
「誰から聞いたか知りませんが正解です。でも特別な処理をしてない魔獣の肉は食べたら病気になるので見付けても食ベられませんよ」
それを言った瞬間周りで聞いていた人も驚いていた。
どんな味か気になるとか魔獣を食べた?等皆が言い出すと人が集まって来たので私達は逃げる事にした。
今日は何処も騒がしかったので宿に戻り休む事にした。
「サクラ人気者だね」
「ここって噂が広まるの早くない?」
「私も少し思った。でも皆感謝してくれてるみたいだからよかったんじゃない?」
「そうだね。私のしたことが少しでも役に立ったのならね」
その後も部屋でゆっくりした居たら頼んでも居ない食事が運ばれて来た。
「これは?」
「街を護ってくれた方へのお礼です」
いきなりで驚いたが喜んで頂いた。
翌日ギルドに向かう途中も皆から礼を言われたりした。
「カルミア……慣れないわ」
「それだけの事をしたんだよ」
「他人事だと思って……」
「私討伐に行ってないから」
「……そろそろこの街も出ようか?」
「恥ずかしくなってきた?」
「そうじゃなくて、このままいたら何のために魔獣倒したのか分からなくなってくるから」
「そう言えばそうだったね。私たち出会いを探してたんだった……」
「それはカルミアでしょ?」
「確かに。ではギルドで次の街を聞いてみようか?」
私達はギルドに行き思ったよりも多い報酬を受け取り次の街の話を聞いた
「もう魔獣は倒したからここの街を出る事は出来ますよね?」
「出来ますけど……もう出て行かれるのですか?」
「旅の途中なので……ここから北に向かうとどんな街が有りますか?」
「ここから北ならにろの街ですね」
「にろ?」
「イチゴが有名の場所なんですよ。街自体は小さいですが」
「にろにはギルドは有りますか?」
「有りますよ。そこが現状北帝国最北端のギルドになります」
「と言う事はその先には大きな街は無いと言う事ですか?」
「そうです。その先は魔獣が住むと言われてる森が有りそこを越えないと隣国には行けません」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




