第4話 練習
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クフェア先生と誰にも話さないと決めてからは特に気を付けて魔法の練習をするようになった。
「サクラさんの魔法は火なので燃えそうな物の近くでは使わないように気を付けてくださいね」
「わかりました気を付けます」
「サクラさんは言った事は守ってくれそうなんで安心できます」
「そう思ってもらえて嬉しいです」
「……サクラさん5歳でしたよね?」
「はい……そうですが?」
「そうですよね。見た目は5歳位なのに話しているともっと上に感じるので……」
「それは私にはよくわかりません」
「そうですよね。気にしないで練習しましょうか……今日は30センチ先の蝋燭に火をつける練習をしましょうか?これが出来たら裕福な家で働けますよ」
「本当ですか?では頑張ってみます」
私は蝋燭の上に火球をつくり火をつける事に成功した。
「これも初めてで成功しますか?普通離れた所に火をつけるのは難しいのに……」
「そうなのですか?離れていると言っても近くなので」
「もしかして1メートルくらい離れていても出来そうですか?」
「はい。多分」
今度は1メートルくらい離れた所に先生が置いた蝋燭の上に火球をつくり火をつけてみた。
「凄い!また成功しましたね……でも困りました。私でもこの距離だと火をつけるのは難しいのです」
「え?」
「魔法って普通目の前にしか使えないはずなのですが……サクラさんの適性は多分我々の適性より上なのだと思います……でもそうなると誰に教われば良いのでしょうか?」
「先生はもう教えてくれないのですか?」
「多分私にはもう教えることは有りません。と言いますか逆に教わりたい気分です」
「私が教えるなんて無理です!最近覚えたばかりなのに」
「そうですね……他の先生を探すとしてもお金の事も有りますし……難しいですね」
「私としては先生に教わりたいです。出来たら他の属性の事も」
「私には火属性しかありませんし……」
「一緒にここの本で勉強しませんか?他の属性を知る事で火の魔法にも何か影響あるかもしれませんし」
「そうですね。私も自分に関係ない属性は知る必要ないと思っておりましたが知る意味は有りそうですね」
「出来たら調べるのを手伝ってください」
「はい。微力ながらお手伝いいたします!」
それから他の属性の本を読む日々が続いたのだが……最近私が魔法の本を調べていると聞いた父が教会によくついて来てクフェア先生に私の属性がまだ分からないのかと文句を言う事が増えた。
「先生すみません……父が色々文句を言って」
「それは実際にまだ属性が分からないので仕方ないと思っています……。それで一つ提案なのですが私の友人が魔法の研究をしていて、そこに一緒に行って相談してみませんか?」
「先生の友人なら信用は出来ると思いますが……話した方がいいと思いますか?」
「そうですね。もしかしたらサクラさんの貴重な才能を無駄にしている気がしておりまして……人生って長い様で短いので早目に分かるならその方が良いかなと思いまして」
「そんな才能なんて有りますか?」
「間違いなく言えるのは今の私の魔法より高度な事が出来るという事実です」
「先生がそう考えるのなら私は反対しません。しませんが両親が何と言うか……」
「良かったら今日一緒に帰ってお話しします」
その日の夕方、クフェア先生も一緒に家に帰り、両親と話す事にした。
「いつもの教会の人か……サクラの属性が分かったのか?」
「私はクフェアと申します。サクラさんの属性についてはまだ分かりませんが、その事について提案が有ります」
「何だ?」
「友人が魔法の研究をしてますので、そこに行って調べて貰いたいのです」
「何故友人の所なのか?」
「正直な話をすると調べて貰うのにお金がかかるからです。友人の所なら無料で出来ます」
「無料でか!それはいい……が無料で分かるのか?」
「それは分かりません」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




