第35話 次の目的地
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道で倒れていた人は少しは元気になったが、まだ一人では危険そうだったので、今日は一緒に過ごす事にした。
「一人でどこかに向かっていたのですか?」
「自分の家に帰ってる途中だったのですが、大きな獣に見つかって全力で逃げて来ました……その時に荷物を落としてしまい今は何も持ってないのです」
「場所は覚えてますか?」
「ここから東に進んだところです」
「カルミア、この先に大きな獣が居るならゆっくり休めないから私見て来るね。その間この人の事お願い」
「わかった」
私は急いで東に走っていったら数キロ先に大きな熊が居た。
落とした荷物の中の食料を食べているみたいでこちらには全く気付いては居ない。
私は少し悩んだが、このまま放置しておくと良くないと判断して倒す事にした。
熊は此方に気付いてないので熊の後ろから体を魔法で強化して高速で近付き首を切った。
一撃で倒せるとは思っていなかったのですぐに離脱したが、熊はその場木倒れて動かなくなった。
私は熊を収納し散乱していた荷物を集めてカルミアたちの元に戻った。
「戻ったよ……ごめんね荷物に熊の血が付いてしまった……」
「もう諦めていたので……ありがとうございました」
「気にしないで。この辺りで今日は一泊しようと思っていたから近くに大型の獣が居たらゆっくり眠れないし」
「そう言ってもらえると助かります。遅くなりましたが私、セリと申します」
「私はサクラで、もう一人はカルミアです。宜しくね」
「あのお二人は何かの商人でもしているのですか?」
「冒険者だけど……」
「そうなんですか?話し方が丁寧で敬語まで使ってるので私と同じく商人かと思いました」
「そう言えばあまり敬語は使うなと言われたの思い出した……前に居た所の癖で」
「冒険者の方なら報酬を払わないといけませんね……」
「今回は依頼された仕事ではないからそう言うのは頂きませんよ」
「そうですか……あれ?でも先程熊を倒したと言ってましたがその熊は?」
「特殊な方法で今運んでます」
「そうなんですね。本日は助かりました。もう少しで私の家が有りますのでそこで今日は泊まっていきませんか?」
「泊めて頂いてもよろしいのですか?」
「風呂までは有りませんが、お湯で体を洗うくらいは出来ますよ」
「それは助かります」
「あと数キロで着きますので30分位歩きますが大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
その日はセリの家に泊めてもらい安心して眠る事ができた。翌日の朝食も準備してくれたので頂いてから礼を言い家を出ようと思ったら質問された。
「どこまで行こうと思っているのですか?」
「とりあえずは丘場の街まで」
「でしたら私も行きますので、荷物用の馬車でもいいなら後ろに乗って行きませんか?」
「良いのですか?」
「荷物用ですから乗り心地は悪いですけど大丈夫ですか?」
「それは大丈夫です」
私達は馬車に乗せてもらい丘場に向かった。その間にこの辺りの事を色々聞いた。この辺りでは魔獣が出る事があるらしく見かけたら全力で逃げて軍かギルドにに報告するように言われた。
数時間後に丘場の町に着き解散した。セリは丘場で住み込みで働いているらしく昨日は偶然実家付近で仕事が有り帰っていたらしい。
丘場の街はこの辺りでは結構大きく色々と情報が手に入りそうだったので少しの間ここに滞在する事にした。
「カルミア……この辺りの家って大きくない?」
「そうだね。土地が余ってるのかな?」
「こういうとこで子育てって良さそうだね」
「サクラがそんな事言うのは珍しいね」
「私の実家って庭も狭かったからこれだけ広いと色々遊べるだろうなと思ってね」
「庭の広い家に憧れが有るんだね」
「そうみたい。家を買うなら広い庭が欲しいと思う」
「でも掃除とか大変だと聞くよ。雑草の処理したり」
「そう言われるとそうね……そのうち自動で庭の手入れする魔法でも考えようかな」
「もう庭付きの家を買うのは確定なのね」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




