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ゲームの世界に転生したので自由に生きたいと思います  作者: 神戸近区


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第29話 警告

 私達は軍の詰所に連れて行かれ、年配の人に話を聞かれた。

「今回どういうことが起こったのか教えてくれ」

「私達は今日仕事をお休みして川に遊びに行く予定だったのですが、歩いている最中に魔獣の気配がして仕方なく戦う事になりました」


「その何故戦う事になったのかを教えて欲しい」

「周りに普通の市民が多く一応大きな声で警告はしましたが、逃げる時間を稼ぐのに冒険者の私達しかいなかったので戦いました」


「勝てると思っていたのか?」

「前にも戦ったことが有るので、無理では無いと思いましたが……自信は有りませんでした」


「前にも戦ったことが有る?この国で魔獣が出るのは珍しい事なのだが……」

「私達は隣国から逃げて来ましたので」


「隣国……あの魔獣に破壊された?」

「そうです。大発生する前にも何度か戦闘が有りまして、戦った経験が有ります」


「そうか、君たちが噂の……理由は分かったし、その時の判断は間違っていなかったと思う。でもな、一応二人で魔獣と戦うなどの無謀な事を考えたやつには警告をしておかないといけない。もう出来るだけこのような事を起こさないように。警告終わり……君たちが居なかったら犠牲者が多数だっただろうこれは私個人的に感謝する。ありがとう」

「以後気を付けます。お礼を言って頂けて私達も気が楽に成りました」


「これで堅苦しい話は終わるとして、先程魔獣の肉を切っていたが、あれはどうするんだ?」

「食べます」


「食べる?食えるのか?」

「はい。肉の中の魔力を抜いてありますので。安い肉より美味しかったりしますよ」


「そうなのか。それは儂も食ってみたいな」

「少し食べます?ここって火を使っても良いですか?」


「構わないぞ。少し頂いても良いか?魔獣の肉の味が気になる」

「では焼きますね」

私は荷物の中から木の枝を出し火をつけて肉を焼いた。


「これが魔獣の肉か……見た目は普通の肉だな」

「そうですね。焼けたのでどうぞ」


「ありがとう頂くよ」

彼は最初は食べて大丈夫か心配そうに口の中に運んだが、一口食べるとその味を気に入ったみたいだった


「これは……今まで食べた中でも上位の旨さだ!」

「それは良かったです。もう少し食べますか?」


「いや、君たちの取り分を奪う訳には……また後日私達が退治出来たらその肉を処理してもらえるか?」

「はい。依頼していただけましたら」


「その時はギルドに緊急で依頼する」


 最終的には兵士たちは私達に嫌な態度は無く解放されたので良かったのだが、翌日ギルドに行くと注意された

「サクラさんとカルミアさん……貴方達が魔獣を倒したと言う事で、貴方達に勝てたら魔獣より強いと考えてる人たちに注意してくださいね」

「はい?」


「今貴方達は一部の人達に狙われてます。一人は子供なのに魔獣に勝てたと言う事で……」

「そう言いますけど、戦ったのサクラだけですよ……」


「そうなんですか?……とりあえず貴女達と戦おうとしてる人たちが居ます。だから出来るだけ一人にならないように気を付けてください」

「分かりました」


「それと理由のないギルドメンバー同士の戦いは罰則が有りますので、何か有ったらすぐにギルドに相談ください」

「何か有ったらすぐに相談しますね」


 その日から極力2人一緒に行動するようにして、特に襲われたりは無かったが注目された。

それからも冒険者として色々な依頼を達成し私が15歳で成人した日に私とカルミアの冒険者ランクが9級に上がった。

「カルミアと私同時に9級に上がったけど……何で?カルミアの方が長く10級として働いているのに……」

「普通はね、そんなに早く昇級したりはしないらしいけど、誰かが魔獣倒したり活躍するから……」


「それが関係あるの?」

「魔獣倒した人が10級で居るのはおかしいから出来るだけ早く昇級させようと考えているらしいわ」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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