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ゲームの世界に転生したので自由に生きたいと思います  作者: 神戸近区


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第24話 高等学校へ

 初等学校は時間の経過が早く感じた。

同年代の友達も出来て楽しい毎日だったが気が付けば12歳で初等学校を卒業し、高等学校に入学する年齢となった。

「サクラは高等学校に行くよね?」

「そうだね。私は研究所で働くから一応卒業しておきたいのよ」


「でももう研究所で働いているんでしょ?成績も良いし……私が困ったら勉強教えてね」

「私で分かる所ならね」


「高校はどうするの?寮?それとも通うの?」

「まだそれ悩んでる。私、今一応研究所での仕事も有るし……でも毎日護衛付きで通うのもね……」


「週末だけ帰るとか?」

「それしたら私の休みが無くなってしまうからね少し辛いかと」


「じゃあ通うしかないね。高校は近いから通えるし良かったね」

「それしかないのかな……寮生活も体験はしてみたいけど」


 帰る時に馬車の中でもカルミアに相談した。

「高校って寮生活の方が良いの?」

「そうね。通うのが大変な人なんかは寮一択ね。私もそうだった……けど、サクラは研究所から通って!私の仕事が無くなるし」


「そうか、私が寮に入ったらカルミアは仕事が……」

「そうなの。だから出来たら一緒に通いたい」


「ではそうしますか」

「よろしく!」


 研究所に戻ってからもセアノサスさんやアベリアさんに相談したが答えは同じだった。

「どちらでも良いし、寮に入るならサクラの仕事は免除する」

「そうなんですか?でも魔力の感知とか……」


「そこだけどこかで時間をつくってくれたらそれで構わない。……学生の時間も楽しんでほしいからな」

「決めました。私はここから通う事にします……給料貰ってますし仕事も楽しいから」


「学校の用事が有ったらこちらより優先していいからな」

「ありがとう。ではそれで申請するね」


 私は初等学校を卒業し、高等学校へと進んだ。

高等学校からは、上級貴族の方も多く在籍しており、私の話も少し聞いているのか色々と貴族の方に声を掛けられることも多かった。

私が優秀だと聞いているのか名も知らぬ貴族の子息から将来自分の部下にならないかとか結婚相手にどうかなどよく声を掛けられた。


 ……この世界って高校在籍時に婚約して、卒業後結婚する貴族が多いらしい。

私はまだ結婚したいと思う相手は居ないけどね。


 実はそれ以外にも私が警戒していることが有った。

この世界の元になったゲームには高等学校で悪役令嬢になって国外追放される事とが有るからだ。

私は悪役令嬢にならないように上級貴族の子息とは近付かず、平民の方にも優しくした……

成果が有ったのか分からないが、私が高等学校を卒業する1年前の14歳までは何もなかった。


 私が14歳で高等学校もあと1年で卒業、成績も良く問題なく卒業すると思っていたのだが……

その日はまた久々に早朝から研究所が騒がしかった。

「セアノサスさん何か有ったのですか?」

「また魔獣みたいだ」


「では高校も休みですね……私も出撃しようかな」

「肉食いたいだけだろ……とりあえず準備だけして待機な!」


「了解」

私が自室で制服から作業着に着替えていたらセアノサスさんが走って来た。


「サクラ、カルミアと共に逃げろ……もうこの国は終わりだ!」

「何言ってるんですか?」


「落ち着いて聞け。魔獣の群れが近付いているらしい……数は数百で対処不能だそうだ」

「それなら私も戦って……」


「話しを聞け!普通に考えて対処は無理だ。死にに行くのと同義だ。今兵士達も民間人を逃がしているそうだ。お前達も早く逃げろ」

「それならセアノサスさんやアベリアさんも一緒に……」


「勘違いするな俺達も逃げる。でもな若い奴と同じ速度は出せない。先に逃げてくれ……」

「必ず逃げ切れると約束してくれますか?」


「約束する。それとなもう国も無くなる……サクラには自由に生きて欲しい。そうだ、15年後にこの場所で会おうその時に色々教えてくれ」

「15年って私が29歳になる頃?」


「じゃあ30歳の誕生日にここで会おう。サクラなら生きて行けると思う」

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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