第18話 魔法の力?
私の新しい魔法が色々見付かってから、色々実験する事になった。
「セアノサスさん最近魔法の練習をしてないけど、新しい魔法の実験ばかりでいいの?」
「……正直に言うと、俺はサクラに新しい魔法を教えられるようになって欲しいんだ。そうする事でサクラは前線に行く必要もなくなるし、俺達と同じように魔法を研究する事で生活する事も出来るからな」
「でもまだどの魔法も私しか使えませんよね?」
「そうだな。だが、魔法を使って体を強化するのはもうすぐ俺も試せそうだ。俺も使えるなら他の人も使える確率は高い」
「実験と研究とかで色々と迷惑をおかけしてません?」
「俺は魔法の研究が好きなんだ。で、新しい魔法の研究に参加出来るなんて生きてるうちに1度有るかどうかの事だ。逆に俺が感謝してるよ」
「それならいいのですが……少し睡眠時間が短くなってません?」
「……何で分かる?」
「見た目が疲れてそうだから」
「今魔法の研究が面白くてな……今日から気を付けるよ」
「睡眠不足は頭の働きが悪くなると聞きます……そうだ手を繋いでも良いですか?」
「良いけど何をするんだ?」
私はセアノサスと手を繋いだ。
「魔力を流してみます……少し魔力も減ってるみたいですね。補充しておきます」
「これは……止めてくれないか。気持ちよくて寝てしまいそうだ。ここで眠るのは良くない」
「分かりました。でも本当に夜はゆっくり寝てくださいね」
「わかった」
「先程から何も話してませんがアベリアさんもですよ!」
「私は大丈夫!」
「なら良いですけど」
こんな平和な時間が続けばいいなと思っていたのだが、セアノサスさん達が国に報告して数週間後、急に研究所に父が来た。セアノサスさん達は当初サクラを取り返しに来たのかと警戒していたが違ったみたいだった。一応兵の護衛を付けて面会する事が出来たので、会ってみた。
「お父様今日はどうされたのですか?」
「国からお前を買いたいと連絡が有ってな……一貴族としては逆らう事は出来ないからな。手放すことを決めた。その代わりうちにもし男が生まれなくても養子を貰える事を確約したから安心して魔法の研究をしてくれ。サクラに研究の素質が有ってよかったよ」
「そうですか。ではこれからは他人になったと言う事ですか?」
「まあそうだな。仕送りしたいならいつでも受け付けるが」
「母は何か言ってませんでしたか?」
「私の決めたことに異存ないそうだ。家にある荷物はもう処分しても構わないか?」
「必要な者は全て持って来ました。処分してもらって構いません」
「分かった。では研究を頑張って国のために働いてくれ」
父は帰っていった。……家族って何だったのだろう?私が男だったら違ったのだろうか?
でもどちらにしてもあの家で育たなくてよかったのかもしれない。
私は父が来た日の夜に久々にクフェアさんに手紙を書いたら数日後の休日に本人が来た。
「サクラさん元気ですか?」
「クフェアさんお久しぶりです。私は元気です」
「……ご家族の事ですが、手紙読みましたが、こんな結果になるとは思ってませんでした。申し訳ありません」
「別に先生が謝ること有りませんよ!うちの親が少し変だっただけです」
「サクラさんが傷付いてないようでしたら良いのですが」
「私は今が最良だと思っています。もし先生がいなかったらあの窮屈な家で未だ苦しんでいたと思います」
「そうですかそれは良かった」
その後セアノサスも一緒に話して、来た時と違いクフェア先生は笑顔で帰って行った。
私は一人になったがここの研究所には親切な人が沢山いる。
だから家に居るよりここでずっと過ごしたいなと考えていたら、報告を見た国からの返事が来たとセアノサスさんが来て説明してくれた
「サクラにはこれからの期待も込めてここの研究所で正規の職員として魔法の研究をするようにとの事だ」
「本当ですか!?」
私は研究者に成れるらしい。
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。




