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カルン王国記演義  作者: ユリシーズ
最初の英雄
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観光1

ヴォロイ王国での交渉が終わったので、ヴォロイ王国の観光をすることを決めたのだが、問題はメンバーだった。


当然テレシアから来た使節全員で行きたいのだが、シエナやボルテなど一部メンバーが魔族だ。ヴォロイ国民から警戒される。


と言っても今回の同盟の影響で三国間の移動が増え、この国にも多くのカルン商人やカルンからの旅行客が来るだろう。それになれるためだとしても良いが、、、。俺たちが旅行客第1号だって言うのもありではある。


いや、ヴォロイ国民はまだ俺たちとの同盟を知らないから危険なのでは?無論、カルンとテレシアの使節が来たことは報道されているだろう。だが国家機密であったことの影響で同盟がなされるとは知らない。


まして、それで国民から反対が多くあることも考えると、俺たちは攻撃される恐れすらあるな。


でも、今回のようにヴォロイ王国を歩き回れる機会は少ないだろう。せっかくの機会なのでやるか。


ヴォロイ首脳部に行って俺たちの安全を保障させるか。エルスハイマーにお願いしよう。なんだったら国王に直々に話しても良いわけだしな。


ということで、またエルスハイマーに会ってお願いした。エルスハイマーは困り顔だったが、拒否するわけにもいかないので渋々手配してくれた。悪いな。


季節は冬がやっと過ぎて春になった頃だ。と言ってもヴォロイやアインはそこまで寒くはないけどな。だから季節関係なくテレシアの警戒が必要なんだが。



春なおかげで過ごしやすくて、しかも市場が活発だ。

だからまず市場に行くことにした。


ボルテとシエナはかなり目を引いていた。シエナはまだ人間っぽさがあるがボルテは特に警戒の眼を持たれていた。後から思うとシエナは美人だから眼をひいていたのかもしれないな、、、。


ボルテ本人は出来るだけ気づかない素振りをしようとしていたようだが、やっぱり過ごし辛そうだった。俺が端に呼んで


「大変だろうから、テレシアに戻るか?かなり眼を引くからな。辛かったらすぐ言ってくれ」


「お気遣いありがとうございます。ですが、人間に警戒されて過ごすと言うのもいい経験になります!閣下がお気を回してくださったことがとても嬉しく思います」


「辛くなったらすぐ言えよ。無理はするな」


ボルテは最近、経験だと言って無理をしがちな気がする。俺がそう仕向けてしまったのも否めないが、無理はしないで欲しい。俺と違ってオークの寿命は300年近くある。成長はゆっくりで大丈夫なのだがな。


気を取り直して、市場を出歩いた。

市場で多かったのは食料だった。春は食料が一気に売れる。冬に食料が少なくなるからだ。テレシアやカルンでは見られない農作物があって皆興味津々だった。


そういえば、俺もここで食糧買ったな。あのおじさんは元気にしているかな。


皆珍しい農作物などをみては買っていたりもした。さて、続いてどこに行こうかな

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