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あなたは何のために生きていますか?〜飛ばし読みしてしまうあなたに贈る会話だけの物語〜  作者: 今際の刹那


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7/10

7.悩みの殆どは対人関係




「このマットレス、すごく高いやつですよね」


「お、よく分かったね。このメーカー知ってた?」


「まあ、睡眠の質を上げるために、色々と調べることだけはしてたので」


「調べるけど、結局買わないやつね」


「まあ、その通りです」


「・・・・・・あとこれ、ベッドパッドとシーツ、安物の枕、と・・・・・・これはすのこベッド。組み立ては自分でやってね」


「分かりました。ありがとうございます」














「出来たみたいだね。はいこれ、濡らしたタオル。汗かいたでしょ」


「気が利きますね。ついでに着替えの服もあったら嬉しいです」


「用意してるよ」


「お〜、ありがとうございます」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「あの、着替えるので出て行ってもらえると・・・・・・」


「ん? あ〜、私なら気にしないよ」


「えっと、私が気にします」


「男なのに?」


「男同士なら気にしないですけど、女性に見られるのは少し恥ずかしいというか・・・・・・」


「見てるのがウサギでも?」


「いや、ウサギの着ぐるみをしていようが関係ないですよ・・・・・・そういえば、声で女性だと判断してましたけど、そもそも貴女は女性で合ってますか?」


「合ってるよ」


「あ、やっぱりそうでしたか」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「・・・・・・あの、出て行ってくれません?」


「正直に言いなよ。本当は別に恥ずかしくも何ともないんでしょ?」


「・・・・・・まあ、正直言うと、別に見られても構わないとは思ってますね。ただ、すぐに変態というレッテルを貼る人っていますから」


「だから普通の人間が取りそうな対応をした訳だ」


「まあ、そうなりますね。周りの目なんてどうでもいいとは思いつつも、気にしないではいられない、そんな人間なんです、私は」


「殆どの人がそうなんじゃない? きっと」


「そうかもしれませんね」


「・・・・・・今、パンツを脱ぐ前にち◯こ触った?」


「・・・・・・触りました」


「・・・・・・」


「・・・・・・実は私、仮性包茎でして」


「ん? ああ、脱ぐ前に剥こうとしたんだ」


「・・・・・・そうですね」


「それってそんなに恥ずかしいものなの?」


「うーん、何というか、別に何とも思ってはいなかったんですけど、温泉で友達に馬鹿にされたのをキッカケに、人前で出す時は予め剥くようになりましたね」


「なるほどね〜」


「コンプレックスって本人に問題があるように見えますが、実際のところは、周りの人間が原因で出来たコンプレックスの方が多い気がします」


「そうかもね」


「コンプレックスってどう向き合うのが正解なんですかね?」


「馬鹿にしてくるような人とは縁を切るのが1番じゃない?」


「まあ、それが出来れば1番ですよね。ただ」


「ただ、縁を切るのが難しい関係の人とかをどうするかだよね」


「そうです」


「う〜ん、そういう人には、コンプレックスを感じさせないように振る舞うとか?」


「どうでしょう。確かに、過度に反応とかしないで相手にもしなかったら、反応がつまらないと思って止める人もいますけど、さらにエスカレートする人もいるので・・・・・・」


「いるね。・・・・・・コンプレックスを笑いに変えるのは?」


「悪くはないと思いますが、なんか、根本的な問題は解決できてない気がするんですよね。自分で自分をイジるくせに他人からイジられたらキレる人間になっちゃいそうですし」


「まあ、笑わせるのは良くても笑われるのは許せないものなんじゃない?」


「あ〜、正にそれですね」


「・・・・・・なんか、コンプレックスとの向き合い方って言うよりも、馬鹿にしてくる人への対応になってるね」


「まあ、色々な悩みの根本的な問題を考えてみると、結局は対人関係から生じるものが殆どだったりしますからね」


「悩みの殆どは対人関係から生じる。確かにそうかもしれないね」


「・・・・・・私の今の状況も、貴女との対人関係から生まれたものだと思いますしね」


「・・・・・・」


「そういえばまだ聞いてなかったですけど、貴女の目的は何ですか?」



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