表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたは何のために生きていますか?〜飛ばし読みしてしまうあなたに贈る会話だけの物語〜  作者: 今際の刹那


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/10

4.大切なものは失ってから気付く




「大切なものは失ってから気付くってよく言うじゃないですか。けど逆に、実際に失ってみた時、大切だと思っていたものが案外無くても困らないことに気付くんですよね。それが私にとってのSNSでした」


「・・・・・・」


「まあ、これはSNSだけに限ったことではなくて、自分にとって必要だと思っているものを1度手放してみると、本当の大切なものに気付けたりしますので良ければ試してみてください」


「・・・・・・手放すって、他に何を手放したの?」


「・・・・・・テレビは録画したアニメを観るだけになりましたね。時々サウナとかでテレビを見る機会はあったりしますが、まあ、私にはテレビは必要なかったです。飽くまでも、私は、ですよ?」


「めっちゃ念を入れてくるじゃん」


「別に否定したい訳じゃないですからね。それぞれの価値観がある訳ですし。私の場合は、テレビを手放した時に自分にとって必要でないことに気付きましたけど、人によっては、実際に手放したことでテレビが凄く大切な存在だと感じることもあるでしょう」


「なるほどね。じゃあ、SNSも1度手放してみて、改めて必要だと思ったらやってもいい訳だ」


「あ〜、ちょっと私の伝え方が悪かったかもしれませんが、そもそも、別にSNSを使うことに対しては自由にやればいいと私は思ってますよ。私には合わなかっただけで」


「あ、そうなんだ」


「まあ、SNS疲れを起こしている人もいるでしょうから、1度手放すことは推奨したいですけどね」


「現代人がSNSを少しの期間でも手放すのって相当難しそうだけどね」


「まあ、そうでしょうね。けど、人生は引き算が大事とよく言いますし、人間関係も無駄なものは削ぎ落としたほうがスッキリすると思うんですけどね。1度SNSをやめることで、自分にとって必要だと思っていた人が居なくても問題ないどころか、心が安らぐことに気付けると思いますし」


「それ、実体験?」


「まあ、はい、そうです。マウント取ってくるようなやつと縁を切ったら心が安らぎました」


「SNSをやめるついでに人間関係も手放したんだ・・・・・・手放したものの中で1番大切だと思っていたものってどんなの?」


「・・・・・・思い出の品、ですかね」


「思い出の品か〜」


「はい。まず、思い出の品を捨てることはあまりおすすめしません」


「そうだろうね」


「私の場合、過去の思い出って嫌な思い出の方が強く印象に残ってしまってるんですよね。思い出の品とかメッセージカードとかって勿論良い思い出も浮かぶのですが、それ以上に嫌な思い出がフラッシュバックしてしまうことがありまして、それでいっそのこと捨ててしまおうと、まあ、そんな感じです」


「なんか、あれだね。◯◯はメリットよりもデメリットを重視するタイプなんだね」


「あ、そうだと思います」


「じゃあ、相手の嫌な部分が気になっちゃうタイプか」


「なんかそう言われると感じ悪い人みたいになっちゃいますね。別に、嫌な部分を帳消しにするものがあれば関係は続けますけどね」


「例えば?」


「例えばですか? まあ、一緒にいて楽しいだとかそういうものですよ。・・・・・・因みに、貴女と話すのは楽しいですよ。この状況を帳消しに出来るほどではないですけどね」


「・・・・・・」


「・・・・・・話が脱線しちゃいましたね。まだ全然SNSをやめた理由話せていませんし」


「本当にね」


「また今度でいいですか? ちょっと眠くなってきたので」


「いいよ。・・・・・・あ、ベッドはまだ早いけど寝袋はあとで持ってくる」


「お、ありがとうございます」


「・・・・・・なんかこの状況で感謝されるとムズムズする」


「・・・・・・でしょうね」


「・・・・・・」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ