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通称Draw教室Ⅸ

「ということで、クロスワードは終わったってことでいいよね?」

 と四葉先生はこの話題を変えようとした。

「待ってくれ!」

 と誰かが叫んだ!

「そっ、村長??もうクロスワードは終わりましたよ?それとも、まだ何かしたいんですか?」

 と四葉先生は村長にそう言った。

「御名答!そうさ!今から始めるのはクイズ大会だ!!」

 と村長は右手を高く上げ、そう叫んだ!

「い、今からクイズ大会ですか?」

 と四葉先生は尋ねた。

「そうだ!まだまだ時間があるからな!それじゃあ、クイズに正解すると、食べ物がもらえることにしよう!!」

 と村長はそう宣言した。

「では、クイズ大会を始めます!!」

 となぜか金井先生がそう宣言して、クイズ大会は始まった。

「ちょ、勝手にクイズ大会始めないでくださいよ!」

 と四葉先生は金井先生に注意した。

「だめだった?だめだったら、ごめん。」

 と金井先生はそう謝ったけれど、四葉先生は納得がいってないようだ。

「少しぐらい、言ってくれればよかったのに……」

 …が、その言葉は金井先生の声には届かなかった。

「では、第一問!どきどきわくわくルンルンあんしん教室、通称Draw教室という名前を考案したのは誰でしょう!」

 と村長がみんなにそう尋ねた。

「金井先生!」

「四葉先生!」

「校長先生!」

「三葉先生!」

 といろいろみんなは答えていくが、誰も正解しなかった。

 そして、俺は勇気を振り絞って、叫んだ。

「村長!!」

 よし、多分これが正解だろう。

 この勝負、もらったぁぁ!!!

「残念ですが、違います。」

 と村長は低い声でそう言った。

 この流れ、村長だと思ったのにぃぃ!!

「おや、誰も分からないのか。簡単な問題なのに……」

 と村長は残念そうに呟いた。

「ヒントも与えたはずなのに……」

 と村長は続けてそう呟いた。

「あっ!わかった!」

 と真希はそう叫んだ!

「答えは村長のお孫さんよ!!」 

 と真希はそう宣言した。

「な、ななななんと、正解です!!!」

 と村長がそう叫んだ瞬間、村民が枝豆を持ってきた!

「はい!どうぞ!NEON枝豆です!」

 と村民は元気よくそう真希に言った。

「あ、ありがとう。……で、手拭きは?」

 と真希が強くそう言った。

「ヒィー!!持ってきますから、勘弁してください〜!!」

 と村民は弱々しい声を上げて逃走した。

 まもなくして、おしぼりを村民たちは持ってきた。

「真希さんどうぞ!」

 と村民は片膝をついて、そう言った。

「ありがとう!真希は女王じゃないから、そんなことしなくてもいいのに……」

 と真希はそう言った。

 そして、真希は手を拭いて、枝豆を食べた!

「えっ!?めっちゃ美味しい!?枝豆嫌いなのに!?」

 と真希は喜んだ。

「では、第二問と参りましょう!キャッピーの正体は何でしょう!」

 と村長が急にそう宣言した。

「えーっと、マスコットキャラクター?」

「何でも調べ隊?」

「猫?」

 みんなは次々に言ったが、正解者は現れなかった。

「ヒントちょーだい!!」

 と咲が急に叫んだ。

「流石にヒントはもらえないと思うぞ!」

 と俺は咲にそう言った。

 しかし、予想外のことに村長はヒントを出そうとした。

「うーん、難しいなぁ。無生物……とか?」

 と村長はそう言った。

「だめですよ!村長!これは国家秘密なんですから!」

 と四葉先生はそう村長に注意した。

「まぁ、いいじゃないですか。」

 と村長は呑気にそう言った。

「子どもたちがこんなこと知ったら何されるか分かんないんですよ!」

 と四葉先生はそう言った。

「あっ!わかった!AIだと思う!!」

 と咲は元気よく手をあげて、そう叫んだ。

「お!正解だ!すごいな!」

 と村長は咲のことを称賛した。

 が、金井先生と四葉先生は青ざめていた。

「なんで、正解を言われているんだ!!」

 と金井先生は声をあげた。

「そうよ!キャッピーがAIっていうことは言っちゃだめでしょ!!!」

 と四葉先生もそう声をあげた。

「いやー、もしかして一周回って褒めてます?」

 と村長が照れると、金井先生と四葉先生は同時に叫んだ。

「「違うわ!!」」

 「これは要相談ね!」

 と四葉先生と金井先生はコソコソと話し始めた。

「ちょっと!!クイズの続きはないのですの?まだ、わたくし、何も食べていませんわ!!」

 と麗華が思わず前に出ると、転んでしまった!!

「麗華様っ!!大丈夫ですか?お怪我は?」

 と月子が心配して、麗華に手を差し伸べた。

「大丈夫よ、月子。心配してくれてありがとうですわ!」

 と麗華は月子の手を借りて、立ち上がった。

「それじゃあ、クイズの続きをはじm――。」

 と村長が言いかけたとき、三葉先生がやってきて叫んだ!

「大変!明日の準備が間に合わないから、金井先生と四葉こい!」

「三葉!ちょっと待って!まだここに残らせて!まだやんなきゃいけないことg――。」

 と四葉先生は三葉先生から逃れようとしたけれど、間に合わなかった。

「無理だぞ!」

 と三葉先生はそう言って、四葉先生の服を掴んで連れて行った。

「金井先生は大人しくついてこい!」

 と三葉先生は金井先生そう言った。

 抜け目のない三葉先生、恐るべし!

「はい……ついていきます……」

 と金井先生は弱々しい声を出して、どこかへ去って行った。




「ふう、やっと邪魔者が消えたか……」

 と村長は金井先生、三葉先生、四葉先生が見えなくなるとすぐにそう呟いた。

「皆さんにこれからキャッピーの裏話をする……これを聞いたら、君たちは命を狙われるだろう。それでも、聞きたいか?」

 と村長は俺たちにそう尋ねた。

「まず、わたくしたちは聞きたいなんて言っておりませんわ!!」

 と麗華がそう村長に言った。

「そ、そうか?でも、伝えないと……」

 と村長が言葉を詰まらせた。

「こんなに若いのに可哀想よ……巻き込むなんて……」

 と村長の奥さんがそう呟いた。

「未来学園に入学した時点でもう運命は定まっていたんだ。」

 と村長がそう言った。

 えっ!?未来学園に何か隠されている秘密があるのか!?

 運命って……

 俺たち死んじまうのか!?

「これだけは言っておく!」

 と村長が宣言した。

「本当にいいの?巻き込んで!?」

 と村長の奥さんは心配そうに言った。

「あぁ、決めた!言うぞ!解放軍は悪い!」

 と村長は大きな声で宣言した。

 ……解放軍ってなんだ?

 そもそもの話、クロスワードとか、クイズ大会でちょくちょく出てくるけど、意味がわからなかったから、意味不明なんだよな。

「わたくし、村長の言っていることがわかりませんわ!」

 と麗華はそう言った。

「それは――。」

 と村長が言おうとしたとき、村長の奥さんが叫んだ。

「ちょっと!解放軍が悪いということを言うのも命が危ないのに、説明したらどんな目に遭うと思っているの!?私たちもそうだし、未来学園の生徒もそう!」

 そんなに危険なものを聞いてしまったのか……

 この言葉を聞いた俺たちは顔を真っ青にし、震え上がっている。

「そうか……解放軍が悪いということしか言えない。すまないな。」

 と村長が俺たちに頭を下げた。

 ……俺たちの期待を裏切ったわけではないから、謝らなくていいのに。

 すると、小橋川が急に前に出て、話しだした。

「僕のメモによると、解放軍は魔法を使う集団で危険なもののようですぅ〜。そして、話を聞くと、四葉先生、三葉先生、金井先生は解放軍に関わっているようですぅ。僕たちの命も狙えるほど強い集団のようですぅ。また、クロスワードにあった、AIの洗脳についても関連付けられると考えられます!解放軍とAIをセットとして意識するといいようですね!そして、キャッピーがAIなのもお忘れなく〜。」

 ……すごい!

 今までの話をまとめることで全てがわかるみたいだ!

 村長たちは絶句しているようだ。

「そんなに考察できる人がいるとは!?」

 と村長は声をあげた。

「まずいんじゃないかしら!このままじゃ、本当に殺されてしまうかもしれないわ!」

 ……解放軍が何してるか分からないけど、そんなに危険なものなのか……

「えっ!?私死んじゃうの!?嫌ー!!まだ、グリフォンに会ってないのに〜!!」

 と咲が膝から崩れ落ちた。

 おいおい、勘弁してくれよ……

 被害妄想えげつないな……

「死ぬわけないだろ!」

 と俺は咲のことをなだめようとしたが、これは失敗に終わってしまった。

「もしかして、私のことを助けてくれるの?」

 と咲は少し言ってから、黙り込んだ。

 そして、再び口を開いた。

「いえ、違うわね!私があゆむのことを守って死ぬのだわ!」

 なんで、咲は縁起の悪いことを言うのだろうか……

「咲、言霊ってものがあるから、気をつけて!」

 と真希が咲にそう心配そうに言った。

「大丈夫ですわ!わたくしがなんとかして蘇生しますわ!」

 と麗華が胸を張ってそう言った。

「麗華様?現実に蘇生なんてものはありません。蘇生できるのはメイドマッチョだけです。」

 と月子ですら、麗華の言うことを否定した。

 こんな話をしていると、先生たちが帰ってきた。

「明日はとても大きいイベントがあるから、就寝時間を昨日よりとても早くするわ!!」

 と四葉先生が俺たちにそう伝えた。

「だから、すぐにNEON館に入って、入浴、食事を済ませて寝るだけだ!!」

 と三葉先生がそうみんなに補足説明をした。

 そのまま俺たちは風呂に入った。




 気づいたら、もう夕食の時間になっていた。

「では、いただきます!」

 と四葉先生の言葉によって、夕食の時間が始まった。

「今日は僕の大好きな栗おこわなんだ!」

 と紫央がそう言った。

「珍しいね、春に栗って!」

 と真希がそう不思議がると、村長がその問いに答えてくれた。

「NEON村には地下の栽培コーナーみたいなものがあって、時期によらず、何でも食べられるんだよ!」

 NEON村ってThe田舎じゃないな。

 アクティビティが有名なのはNEON村の正体を隠すためだったりして……

 裏の顔があるんじゃないか?

 解放軍とかを調査したり、情報を流したり……

「栗おこわ、おいしいな!」  

 と俺は呟いた。

 みんな気づいてないはず。

 NEON村の違和感について。

 例えば、村長があんなにお金にがめつかったり、村民たちが妖怪にスムーズに仮装したり。

 俺はこんなことを考えながら、部屋に戻り、寝た。

 なぜか、俺が気づいたこと。

 いや、解放軍についての記憶は次の日の朝にはすべてさっぱり消えていた。

 まるで、誰かが、俺たちに魔法をかけたかのように……

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