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通称Draw教室Ⅶ

「今日の風呂も楽しみだな!」

 と俺が紫央に言った。

「今日はアナログのゲームをしたから、ゆっくりと休みたいなー!」

 と紫央は言った。

 そして、俺たちはすぐに風呂に入り、風呂から出てきた。




「いい湯だったな!」

 と陽翔が爽やかに言った。

 陽翔の髪がまだ濡れているから、よりイケメンに見える。

「でも、あまり風呂の中だと話せなかったな。」

 と俺は残念そうに呟いた。

「それは、金井先生のせいですぅ〜。金井先生に話すなって言われてしまったのですから〜。」

 と言った小橋川の言う通りだ。

 金井先生が急に怒って、話したら、夕飯抜きとか言ってきたもんな。本当に理不尽すぎ。

 もしかして、あの人結構ヤバい人なのかも……

 こんなことを思っていると、沢山のアイスキャンデーを咥えた咲が目の前に現れた。

「ひゃゆむ!ひょうの、おひゅろよひゃった!」

 ……咲がなんか言ってきたが、沢山のアイスキャンデーのせいで何もわからない。

「あゆむ!今日の、お風呂よかった!って言いたかったんでしょ?口の中にものを入れて喋らないで!」

 と俺はツッコんだ。

「ま、それが、アイスキャンデーの魅力ってことで!」

 と咲は変なことを言ってきた。

 何を言っているんだ、こいつは。

「フムフム、アイスキャンデーの魅力とは……」

 と小橋川は騙されて、メモまでしている。

「それより、夕飯のために食べないほうがいいんじゃない?」

 と真希は冷静に言った。

 まだ、夕飯を食べていないから、食べ過ぎは禁物だ。

 夕飯を食べれなくなったら、困ってしまう。

「それじゃあ、またねー!あゆむたち!」

 と咲が言って、俺たちは別れた。

「咲って面白いんだな。」

 と陽翔はそう言った。

 えっ!?どこが?

テキトーに会話している咲なんかに語彙力はないと言っても過言ではない。

「それより、村長を変える咲さんはすごいですねぇ。」

 と小橋川が言ってきた。

「咲に秘められたパワーは怖いね。僕たちも変えられちゃうかも……」

 と紫央は少し焦ってそう言った。

 すると、部屋に着いたので、俺たちは荷物を置き、夕食会場へ向かった。

「昨日と夕食会場が違うので、こちらですぅ。」

 と小橋川が行き方を教えてくれたため、スムーズに着くことができた。




「遅いぞ!お前ら!」

 と金井先生に急に言われた。

 えっ!?まだ、集合5分前だよ!?

 俺はそうしてパニックに陥ってしまった。

「集合時間まだなんですけど、俺たちが悪いのでしょうか……?」

 と陽翔が状況説明した。

 陽翔が言った言葉には高等テクニックが含まれている。

 自分を悪い感じで言って、相手を怒らせないようにしている!

「そんなはずがない。どうせお前らが間違っている!」

 と金井先生がそう反論した。

 金井先生は自分のスマホを取り出し、時間を確認した。

「あっ、俺の腕時計がズレていただけだったみたいだ。」

 ……金井先生が悪かったのに、俺たちのことを怒ったのか。

 本当に酷い先生だ。

「この話は置いておいて……それじゃあ、みんな座ってー!」

 と金井先生は話題を変えやがった。

「俺たちもそろそろ座ろうか!」

 と陽翔は爽やかにそう言った。

 爽やかな表情を浮かべていてるが、こめかみがぴくぴくしている。

 陽翔を怒らせるなんて、金井先生は相当な先生だな!

「はい!それじゃあ、手を合わせてください!いただきます!」

 と四葉先生が急にそう言って、ご飯を食べ始めた。

「!?この鰻めっちゃ美味しいぞ!」

 と陽翔がそう叫んだ。

「すごい!脂がめっちゃ、乗ってる!」

 と紫央もそう言った。

「あゆむ!早く食べてよ!」

 と咲も言っている。

 そんなに美味しいのか!?

 鰻とか小骨が多い魚、苦手なんだよな。

 昔、フィッシュバーガー食べたとき、喉に骨刺さったんだよな。

「骨なんてないって言っても過言じゃないから!」

 と真希も言っている。

「それはどうでしょうか……でも、わたくしでも美味しくいただけましたわ。」

 と麗華もそう言った。

「おい、歩!食べないのか?」

 と金井先生が登場した。

「鰻が食べられないなんて、おこちゃまだな!」

 と金井先生がからかってきた。

「流石にそんなこと言わないほうがいいですわ……」

 と麗華が金井先生をなだめようとした。

「麗華すら、食べられたもんな。落ち込んでても、食べられるなんて、とても美味しい鰻だぞ。」

 と麗華を巻き込んで、金井先生はそう言った。

「わたくしのことも……?」

 と麗華は戸惑いながら、そう言った。

 すると、月子が立ち上がって、金井先生に対して、指を指した。

「麗華様にどの口をきいているの!?金井先生、麗華様をいじめるなら、この私、月子が許さないわ!!!麗華様に謝りなさい!!!!……ついでに歩のことも。」

 と月子が威勢よく言った。

 ……ついでに?

 俺がメインの話のはずなんだけどな……

「えっ!?すみませんでした。歩、麗華……」

 と急に金井先生が謝り始めた。

 先程の態度と全く違う。

 もしかして、自分の言動が人を困らせたと思っていなかったのか……?

 ノンデリ先生だったか……

 こんなことを思っていると、急に口の中に鰻が入ってきた。

「あゆむ、美味しい?」

 と咲が訪ねてきた。

 もしかして、気を取られている間に鰻を入れられたのか!?

 最悪だ。また、喉に骨が刺さったら……

 って美味しい!?

 なんだこの身は!?ふわふわで身が詰まっているよ!!!

「ほーら、食べればおいしいでしょ!」

 と咲が言ってきたので、俺は元気よく頷いた。

「骨もないから、安心して食べれるよ!」

 と俺はそう言い、鰻を勢いよく食べ始めた。

「思い込みって恐ろしいな!」

 と陽翔が爽やかに言った。

「『ドラゴンも鼠に見える』って言うもんね!」

 と咲が自信を持ってそう言った。

「何だそれは!」

 と紫央が叫んだ。

「思い込みがあれば、怖いものでも可愛いものに見えるっていう意味!私が作ったの!」

 と咲がそう答えた。

「そうなんですか〜。ふむふむ!」

 と小橋川がメモをし始めた。

「ベン!それはメモしなくていいよ!」

 と咲が笑いながら、そう言った。

「鰻!鰻!」

 と俺はそう言いながら、無我夢中で鰻を食べた。

 そんなことをしていたら、いつの間にか夕食の時間は終わっていた。

「明日は早いから、早く準備して寝た方がいいぞ!」

 と三葉先生がみんなにそう言っていた。

「みんなおやすみー!」

 と女子たちがそう言って、俺たちは別れ、自分の部屋に戻った。

「もう、布団は敷かれてるな!」

 と陽翔がそう言った。

 夜でもイケメンなのはすごいな、ほんと。

 俺はそう心の中で呟くと、小橋川が俺たちに言った。

「明日は7時起床のようですぅ!それじゃあ、早く歯磨きとかして、寝ましょう〜!」

 俺たちは素早く寝る準備をし、布団に入った。

「今日はビー玉コースター作りとかをしたから、みんな疲れたよね!有名な大学のデータによると、早く寝ることは大事らしいから――。……スー。スー」

 と紫央が喋っている最中に寝てしまったようだ。

 眠いからと言って、流石に――。

 俺もこうして、眠りに落ちてしまった。




「みなさん、おはようございますぅ!」

 と小橋川がそう言って、Draw教室3日目が始まった。

「おはよう、ベン!」

 と陽翔が朝から爽やかな声でそう言った。

 寝起きなのに、どうして爽やかな声を出せるのか!?

 そんなことは置いておいて、俺たちは顔を洗うなどして、朝の準備をした。

「もう、朝食の時間ですぅ!早く早く!」

 と小橋川が急かしてきた。

「どうして、ベンは急いでいるの?」

 と紫央が小橋川にそう尋ねた。

「だって、僕の大好きな料理がでるんですよ!説明する時間がもったいない!早く行きましょう!!!」

 と小橋川が大声でそう言った。

 好きなものになるとキャラが変わるんだな。

 それもメモしておいたら、どうだ?小橋川……

 俺は心の中でそうツッコんだ。

「何ボーッと立っているんですか!早く行きますよ!」

 と急に小橋川に腕を掴まれ、朝食会場に超特急で連れて行かれた。




「よし!みんな揃ったわね!いただきます!!」

 と俺たちが朝食会場について5分経ってから、朝食時間が始まった。

「やっと、このときが!!」

 と小橋川がそう呟いた。

「わさびすりおろし!!」

 と小橋川はそう言って、わさびをすりおろし始めた。

「このわさびはNEON村の清らかな水流で作られたんだよ。」

「そ、村長!?」

 と俺はその声を聞いてそう叫んだ。

「あぁ、村長だよ。NEON村のわさびは甘いから、わさびが苦手な子でも食べられるんだよ!」

 と村長はNEON村のわさびについて教えてくれた。

「ベンのわさび丼の食べ方講座〜!!まず、わさびをすりおろし、お好みでかつお節、わさびの茎、すりおろしたわさびをのせ、しょうゆをかけます!」 

 と小橋川はわさび丼を完成させた。

 俺も真似してみてみると、あっという間にわさび丼が完成した。

「やっぱおいしいな!わさび丼は!」

 と小橋川が感嘆の声を漏らしたため、俺も一口食べてみた。

「……!あっ、甘い!」

 と俺も感嘆の声を漏らしてしまった。

 周りからも感嘆の声が聞こえてくる。

 それほど美味しいらしい。

「ベンのわさび丼食べ方講座パート2!残り少なくなったら、出汁をかけて、お茶漬けにするのですっ!NEON村の湧き水を使って、炊き上げた米と出汁がマッチしてとっても美味しいのです!」

 と再び小橋川は食べ方をみんなに伝えた。

 俺も同じようにたべてみると……!

「すごい!始めてこんな美味しいもの食べた!」

 と俺は思わず叫んでしまった。

「なんてこのわさび丼は美味しいのかしら!毎日食べたいぐらいですわ!!」

 と麗華もそう言った。

 お嬢様である麗華がそう言うのであるから、滅多に食べられないものだと俺は自覚した。

 そうして、朝食時間は終わったのであった。

「今日はこんな美味しいものを食べられたのですから、何をさせてもいいわね!」

 と四葉先生が急に不吉な言葉を言った。

「そう!勉強タイムを4時間とろうと思います!」

 と四葉先生は続けてそう言った。

 みんな不満であるようだ。

「今日は金井先生が作った問題を解きたいと思っています!」

 と四葉先生は金井先生を指した。

「はい!1年生ではなく、3年生の内容の問題にしてしまった!英語の単元の一つである関係代名詞の問題だ!許してくれるよね?美味しいものを食べたんだから!」

 と金井先生が途中から低いトーンでそう言った。

 ほぼ脅しのようなものだった。

 すると、誰かが立ち上がった。

「先生!食べ物で逆らえないようにするのはおかしいですわ!」

 と麗華が反論したのであった。

「お前には関係ないだろ!」

 と金井先生は麗華にそう言った。

 金井先生はまたまた怒ってしまったのである。

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