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通称Draw教室Ⅵ

「ビー玉コースターを作るには設計図が必要だよな!みんな、どんなギミックが欲しい?」

 と陽翔がみんなに尋ねると、口々に意見を言った。

「急上昇したい!」

「水を使うところがほしい!」

「一回転したい!」

「ビー玉を発射したい!」

「リフトみたいなもので、空中を運びたい!」

「そのリフトをグリフォンみたいにしたい!」

 このような意見を取り込んだビー玉コースターを作ることになった。

 そして、俺たちは材料を取りに行った。

「あゆむ、私たちはグリフォンのところを考えよ!」

 と咲が俺に言った。

「リストのところ結構難しそうだよね。リフトってことは支柱とかケーブルとか……」

 と俺が呟くと、月子が話しかけてきた。

「それなら、私に任せてちょうだい!こう見えても、電気工学は得意なのよ!」

 リフトは任せることにして、グリフォンを作ることにした。

「色はどうする?」

 と俺が咲に尋ねた。

「そりゃ、黄金に決まっているわ!羽根が動くようにすれば、いいわ!」

 と咲が自信満々に答えた。

「で、でもどうすれば……」

 と俺がそう言うと、咲は胸を張って言った。

「フフフ!私には素晴らしいものがあるから、大丈夫よ!その名も『グリフォン型ドローン』よ!」

 その言葉と同時に、手に乗る大きさのドローンを取り出した。

「これは設定したところに自動で飛んでいってくれるのよ!」

 とそのドローンを称賛している。

 このおかげで、グリフォンを作る手間がなくなった。

「でも、その下にビー玉を運ぶための箱を作りたいの。そして、指定のところにドローンが着くとそこが抜けるようにしたくて……」

 と咲が残念そうに言った。

 だが、任せろ!俺はすごいものを持ってるんだ。

「安心しろ、咲!なんと俺は『ボタンを押すと底が抜ける箱』を持っているんだ!!」

 と俺は言った。

「ま!それはいいわね。それじゃあ箱とドローンをくっつけましょう!」

 と咲は言って、作業を開始した。

「まずは紐を用意しようか!」

 と俺は言って、三葉先生が用意した材料ゾーンから紐を取り出した。

「これを4等分すればいいのよね。1メートルある紐だから……?」

 と咲は首を傾げた。

「1本25センチって長すぎないかしら。」

 と咲は続いてつぶやいた。

「まぁ、それぐらいのほうがいいんじゃないか?長いことに越したことはないから。」

 と俺はそう咲にフォローした。

「それも、そうかしら。」

 と咲はそう言って、ちょうど25センチに分けることができた。

「これを接着剤でくっつければいいのね!」

 と咲はしっかりと紐と箱をくっつけた。

「最後は各紐をグリフォンの足で掴めばいいわね!」

 と言って、咲は完成させた。

「それじゃあに前を決めましょうか。……うん!これかいいわね!『ぐーちゃん』に決定!」

 と咲が叫んで、俺たちの共同作業は終了した。

 今思えば、俺は何もしていない気がするのは気のせいかな?

「あゆむのおかげでうまくいったよ!しかも、あゆむが『ボタンを押すと底が抜ける箱』を持っていて、短時間で終わったわ!」

 と俺に感謝の言葉をくれた。

 しかし、咲の方が役立っていると思う。

 だって、『ボタンを押すと底が抜ける箱』よりも『グリフォン型ドローン』の方が貴重だし、作るのも断然難しそうだ。

「それじゃあ、みんなのところに戻りましょうか!」

 と言われたので、みんなのところに向かうことにする。

「ねぇ、あゆむ。どこまでみんな進んだと思う?」

 と咲に尋ねられたので、俺はこたえた。

「俺たちが『ぐーちゃん』を作るのに1時間かかったんだから、全然進んでないんじゃない?」

「でも、ここからみんなのところまで往復1時間かかるから、みんなは2時間作業してることになるよね?ということはみんなもうほぼ終わらせてるかも〜!」

 と咲が笑いながらそう言った。

「そんなことないだろ〜!俺たちには『ボタンを押すと底が抜ける箱』や『グリフォン型ドローン』があったから、こんなに速く終わったんだから。」

 と俺は咲にそう言った。

 しかし、みんなのところに着くと現実と予想が全く違うことに気が付いた。

 だって、全て完成していたんだから。

「えっ!?どうして、すべて終わってるの?」

 と咲が尋ねると、陽翔がこたえてくれた。

「それはな、紫央が設計してくれて、月子が基盤とかを取り出して、なんかやったんだよ。あとはみんなでそれを並べたら、できたんだ!歩達は何を作ったんだ?」

 う、こんなすごいことを言われたあとに俺たちのしたことを言ったところで……

 と思っていたら、咲が陽翔の質問にこたえた。

「私たちは、『ぐーちゃん』を作ったんだよ!」

 そして、咲は『ぐーちゃん』を見せた。

「咲、それめっちゃ可愛い!」

「2人でそんなもの作れるなんてすごい!」

「やっぱ、咲はすごいねー!」

 ……また、咲すごいムードになったようだ。

「フムフム。咲さんには秘められたパワーがあるようですね。」

 と小橋川は呟いた。

 その通りだ。咲はたいしてすごいことをしたわけでもないのに、褒められたり、感謝されたりしている。

「あぁ、咲さんもいつか、『咲様』と呼ばれるのでしょうか。」

 と小橋川が変なことを言った。

 咲が月子にとっての麗華みたいになったら嫌だ!

 もし……咲が麗華みたいになったら……

「オーホッホッホ!わたくしは咲よ!」

 なーんて、咲がこんな風になったら、変だよね。

「あら、もう完成してるじゃないの。」

 と四葉先生が現れ、俺たちにそう言った。

「そうなんです!月子と紫央のおかげで!」

 と陽翔がそう四葉先生に伝えた。

「あら、また月子ったら、麗華がいるこっちに来たの?月子のクラスももう終わってしまったから、今戻っても意味がないわね。それじゃあ繋げるわよ!」

 と四葉先生はそう叫んだ。

 すると、咲が手を挙げた。

「はい!四葉先生!私とあゆむで作った『ぐーちゃん』で繋げたいです!」

 と『ぐーちゃん』を持ち上げた。

「これはいろんなことに使えそうね……」

 と四葉先生は呟いてから、みんなに言った。

「もうすぐ、金井先生たちが来るから、それまで待ちましょう!」

 すると、真希が四葉先生に尋ねた。

「三葉先生と校長先生はいませんけど、金井先生たちと一緒に来るのですか?」

 しかし、四葉先生は首を振った。

「校長先生は村長と費用の変更について討論していて、三葉は4日目の準備を村民としているところよ!」

 と四葉先生はそうこたえた。

「おーい!やってきたぞ!」

 と金井先生が子どもたちと一緒に登場した。

「みんな集まったわね!それじゃあ、陽翔!ビー玉を出発地点に乗せて!」

 と四葉先生がそう叫んだり

「はい!」

 と陽翔は爽やかに返事しらビー玉を出発地点に乗せた。

「ここからは僕が解説するですぅ。」

 と小橋川が急に現れ、転がっているビー玉について解説し始めた。

「まず、最初の鬼門はチェーンで高度15メートルまでビー玉が一気にのぼり、そのまま落下し、一回転するところですぅ!おぉーっと!こんなことを言っている間に、ビー玉はすごいスピードで落下しております!で……そのまま一回転ゾーンへ…そして、無事に一回転したぁ!」

 と小橋川は叫んだ。

 途中でキャラが変わったかと思ったよ……

「次はわたくしの番ね……次の鬼門は滝を通過するところですわ……滝によって流されないかが心配ですわ…あっ……もう滝を通過してしまいましたわ……わたくしも実況はまだまだね…」

 と少し落ち込んでいる麗華がそう言った。

 今の滝は見事だったな。キラキラと水が輝いていて…

 多分NEONERを使っているんだろう。

「そして、ここからが凄いよ!なんたってボールが発射されるんだもん!僕がパソコンで計算したおかげで成功する確率は99%!」

 と紫央が自慢してきた。

 紫央の言う通り、すごいものだった。

 なんと、7メートル先のレールにビー玉が飛んでいったからな!

「麗華様とそれ以外の人!見てください!私が作ったリフトがビー玉を運んでいるわ!そして、最終的に水の中に落ちるの!でも、このビー玉に細工をして、水の中に沈むと、すごいスピードで浮き上がるの!」

 と月子が叫んだ。

 月子の言う通り、ビー玉は水中から出たと思うと、その勢いで高くまで、ビー玉があがった。

「見て!私とあゆむの『ぐーちゃん』がビー玉をキャッチしたわ!そして、それを金井先生のクラスのゾーンへ!」

 と咲がそう叫んだ。

 金井先生のクラスのゾーンの最初のところは漏斗みたいになっていて、落ちてきたビー玉を上手くキャッチした。

「ここからはすごいギミックはないけど、聞いててよ!」

 と金井先生のクラスのとある男子がそう言った。

 すると、ビー玉が金属の上をぴょんぴょんと弾んで行く。

 しかも、ビー玉が金属に触れるときに音が鳴る。

 その音で曲を作っているみたいだ。

 俺はその曲を知らなかったため、綺麗な音色だなと思ってたら、女子たちが声をあげた。

「あっ!これ!何でも調べ隊のテーマソングじゃん!せーの!キャッピー!」

 と音色に合わせて、女子生徒はそう叫んだ。

「金井先生と言ったら、キャッピーだよな!」

 ととある男子生徒もそう言っていた。

 金井先生……どんだけキャッピーが好きなのか!?

 すると、ビー玉コースターは終了した。

「みんなで協力して、1つのものを作ることは素晴らしいわね!もう時間だから、お風呂に入って、ご飯にしましょ!」

 と四葉先生はそう言い、俺たちは部屋へ戻った。




 そうして、俺たちは部屋に着き、お風呂の準備をしていた。

「ってか、今日のビー玉コースター楽しかったよね!」

「ワードウルフも楽しかったですぅ。」

「ベンは真希に裏切られていたけどな……」

 なんて楽しい話をしていたら、目の前に咲が登場した。

「大変!みんな!村長がおかしくなってるの!」

 と咲は叫んだ。

 そして、咲に言われて村長に会いにいった。

「あ!君たち、今日のピクニックは楽しかったかい?村長たちは参加できなかったけど、ビー玉コースターが完成できて、とても嬉しかったよ!」

 と村長に出会い頭そう言われた。

 本当だ。いつもの村長だったら、金、金言ってるのに……

「みんな驚いている顔だね?村長は咲さんのお言葉によって、改心した。楽しいDraw教室なのに、変なことばかり言っていて、すまなかったね。お詫びとして、今日の夕飯は豪華なものにしたよ!たくさんお食べ。」

 ほら、どんどん悪化している。

 村長の隣に立っている奥さんだって、驚いているよ!

「ま、まぁ。とりあえず、風呂に入るか!」

 と陽翔がそう言い、お風呂へ向かった。

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