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運ゲーオンラインは本物の糞ゲーでした ~運値に全振りしたらう○ち漏らした~  作者: 緑ノ妖精Ⅲ
四章 ハワイアン編

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六十一話う○告白


 街が一望できる露天風呂から上がり、みんなで寝るために押し入れから布団を出して敷いた。VIPルームでもこうなんやな。そしてみんな旅館の浴衣に着替えている、いやなんでフルルまで?


『一緒に寝ようよ、友達でしょ?』


「お、おう……」


 そこでセツナのしっぽをブラッシングしてるハルヒを邪魔してるミソラよ、こいつが本物のコミュ障じゃ!


『どこが?』


 自覚なしか、って心読めんのズルいな! まあそれよりもサ終できないってのは予想外やったな。他のゲームとはシステムが違ってサーバーというものがないからしなくてもいいらしい。


 まあフルルはここが異世界って言うけど、さすがにそれは信じない。


『まあそうだよね、でもサキサキ安心してね、サ終は絶対しないから』


「そういえば魂なんちゃら方式やっけ?」


『そうそう、魂なんちゃら方式で疑似異世界転生させてる』


「疑似異世界転生って、死んでないんですけど」


『間違えた、異世界トリップだ』


 フルルとメタいことを話してたらお腹が痛くなってきた。トイレに行こう、いやーー、フルルの話筋が通っててマジでできそうな気がした、まあちゃうやろけどな。


「ちょっと卵産んでくるわ」


『どっちか言ったらスクランブルエッグじゃない?』


 確かに、じゃなくて食べ物で例えんな! 俺!!






 いっぱい出た、珍しくトイレでぶりっとしてきた。和式やったから溢れたけど……、VIPルームくらい洋式にしてほしかった。片付けるのにくっそ時間かかってもうた、糞だけに、さてと部屋に戻ろうか、(ふすま)に手をかけて


『ねえーー、ミソラってサキサキのこと好きなんだよね?』


「ま、まあ……」


「前好きって言ってたよ」


「ちょっとハルヒ!」


『へえ~、どんなところが好きなの~?』


 うん、ちょっとお取り込み中っぽい、ここで俺が乱入するのはナッシングだ。さてさてミソラは俺のどんな所が好きなのか教えてもらいましょうか。もちろん俺はこっそりとここで聞くことにする。


「それは……、まあやるときはやるからかな?」


 それってやらないときはやらないやつやないかい!

 俺ってそんな風に見えてんの!?


「サキサキ、そこで聞いてるよね?」


「ふぇ!?」


 ハールーヒーー! たぶんニヤニヤしてるんやけど趣味悪いぞーー! ミソラの驚いた声も聞こえたし、逃げよかな。俺は忍び足で脱出をはかろうと


『サキサキ入って入って』


 うん、フルルに捕まっちまいました。




「……」


 俺の目の前で正座するミソラが俺から目を逸らしている。いやこれどういう状況、すぐ側ではヒャッハーとセツナが眠っているし、ハルヒとフルルがニヤニヤしてるし、これはどう収拾をつければ。


『サキサキーー』「サキサキーー」


 おいおい、二人よ、まさかここで告れと言わないよな?

 言いはしないだろうが、言うなよ! まあ二人の策略に嵌まって言わされるのは嫌なので。


 マッハで布団に潜り


「大丈夫、やるときはやるから、今はその時じゃない、おやすみ!!」


 寝ることにした。ゲームの中で告るわけがない、現実のほうがなんかいいやん。


「え……、絶対今やったやろ……」


 ミソラの独り言は聞かなかったことにする。


『サキサキヘタレ』


「同意」


 俺はヘタレじゃねえ!! くそったれだというツッコミは受け付けません。






 ああ……、室内なのにお星さまが見える。


 なんだこれ!? というか寝ちゃったから自動寝糞スキル発動したんやろうけどなにこれ!?


 これはう○こ……何なん!?


「サキサキ、なにこれ?」


「俺もわからん」


 ミソラも起きたようだ。いやなんなんこれは!? 旅館じゃなくて宇宙で寝てた? いやいやいや、さすがにそれはないやんな。


「あっ、もしかして寝糞スキル?」


「そうやけどこれなんや!?」


 う○こなんちゃらってのが多いけどこりゃなんや?


「でもキレイやな」


「それはそう」


 星々が輝いていてとてもキレイだ。そしてミソラはなぜか俺にぐいぐいと詰めてくる。


「ちょっと近くない?」


「サキサキ、やっぱ我慢できひん」


「う○こが?」


「ちゃう! サキサキが好きなこと!」


 ミソラは俺の手を掴み、ミソラの胸へとたぐり寄せた。えっ……、う○この話してるのに?


「あの時サキサキが助けてくれんかったから、死んでた。でもサキサキに助けてもらったおかげで今生きれてる、そやから感謝してもしきれへん。だから──」


 そうだ、あの日、俺がミソラの命を救った。あれは本当に奇跡だった。でもう○こ……


「だからサキサキが好き! それにいっぱい遊んでもっと好きになった、サキサキはどう?」


 ミソラは俺の手を胸に当てたまま、俺の目をじっくりと見ている。もう後戻りできる雰囲気ではない。ゲームの中だが俺も気持ちを伝えることにする。う○こなんかどうでもいい。


 俺の目の前に想いを伝えてくれたミソラがちゃんといるのだから、それにいつまでもこのままの関係ではいけない。気持ちの整理をつけないといけない。伝えないといけない。


「俺もミソラのことがちゅき……」


「……」


 噛んだ……、一番噛んではいけないところで噛んでしまった。


「えっと、もう付き合お?」


「そうやな……、はは……」


「「「パチパチパチパチ──」」」


「「え?」」


『おめでとう二人とも!』


「「おめでとう!」コン!」


 俺とミソラは正式に付き合うことになった。




「というかこれなにう○こなん?」


『う○コズミックだよ』


「「「う○コズミック……」」」


 なんだそれ、まあ宇宙感がすごいが

 う○コスモでよくないか?


『コスモは星雲(せいうん)だから……、星雲星雲、せいう○こ……おっ!』


「おっ! じゃない、星う○こを実装すな、じゃなくて実装しようとすな!」

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