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運ゲーオンラインは本物の糞ゲーでした ~運値に全振りしたらう○ち漏らした~  作者: 緑ノ妖精Ⅲ
四章 ハワイアン編

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五十六話う○こホースは可哀想


 ミソラは純白の大きな巻きう○こを見せながら自慢してきた。


「これ天馬のう○こ、すごくない?」


「すごい……」


 う○こを持ってきたミソラがすごい。いやそれどうすんの?


「まあ天馬には乗れへんかったけどう○こゲットしたし満足やわ、じゃあ天馬村にセーブしに行こ」


「おう」


 まあミソラはかなり自分勝手だ、それでも別にいいんやけどな、ミソラやし。てか天馬のう○こって白いんやな……変やな。


「サキサキはどんな馬欲しい?」


「うーん、俺は別に馬いらんわ」


 どうせう○こ臭で逃げてくしな、う○こで馬作れへんか? ハルヒのう○虎のトラックみたいに。


「でも温泉郷まで結構あるらしいし馬で行くんがおすすめやってさ」


「へーー」


 確かに今いる丘の上からでも温泉郷手前の渓谷が見えへんしやっぱり遠いんか、というか天馬村でかくね? 普通に街を名乗っていいぐらいの大きさがあるけど。


「あれ天馬村やんな? 大きくない?」


「思った、村というより街やんな?」


 やっぱり共通認識だったみたい、まあ現実世界にも広い村はあるけど建物の数的にな……


「でも村なんやろ? 確か村って人口千人以下やっけ?」


「千かどうかは知らんけどそんなんやった気がする」


 現実やったら村、町、市やっけ、ここでは村、街、都やけどたぶん一緒の区分やんな? 村が千人以下、町が一万人以下、市が一万人以上やった気がするけど千超えてるか?


「あっ、もしかして空き家ばっかしとか?」


「そうなんかもな、とりあえず行ってみよう」






「世界一ケモい村へようこそ~!」


 は? ケモい? まあケモいかケモくないか言われるとケモいかもしれない、だってこの街、じゃなくてこの村のNPCはみんなふさふさの耳とふさふさのしっぽが生えているからね。


「ケモ耳結構リアルやな」


 ガチでフッサフサだ、サンタん家にいる猫よりフッサフサだ。


「てかケモい人多くない? やっぱ村ちゃうやろ」


「おっとそこのお二人さん、ここは村だよ、だって人はほとんどいないのだからね」


 ケモ感がフッサフサのNPCのケモおじが話しかけてきた。


「いやいやこんなに賑わってるのに街じゃないんですか?」


「だからここは世界一賑やかな村なんだ、ケモ(じん)は数に含めないけどね」


「「ケモ人!?」」


 ケモ人は人じゃなく動物なので人口に含めないという無理やりなルールを作ってここを村にしたそうだ、変なの。

呼び方も変なの、普通じゅうじんとかやろ……


「よしセーブできたし馬捕まえに行かへん?」


「まあそうやな」


 そもそも温泉郷を目指している俺たちはここに留まる理由が特にない。馬を捕まえてさっさと温泉郷へ向かおうとしよう。


 ところでランチさんはまた天馬村で合流しようって言ってたし富海から進めてるかな? って死んでる……

 これはもう合流は絶望的やな、ははは……






「あの馬足遅そうやで、サキサキでも行けるんちゃう?」


 馬には注目の的スキルが効かないので自力で捕まえないといけない。だがしかし俺は遅い、慎重にいこう、生きてる相手に運ゲーは効かないし運ゲーはやめておこう。


「慎重に行く」


 俺はゆっくり馬とに近づいた。


「ヒヒーンーー!」


「……」


 嘘やろ、俺のう○こアーマーに怯えて馬が逃げて行った。なんでや!?


「サキサキが臭すぎて馬逃げてったな……」


「くそがっ!!」


 そんなことあるかいな、と思っているとすぐにミソラが茶色い馬を捕まえテイムした。


 テイムするには魔物一匹につき1つテイムスキルが必要なので毎回テイムスキルを購入する必要がある。しかも二回目からは30ポイント、すごく重いのであんまり使いたくないけど使わざるを得ない。


「う○こ色やしう○こホースにしたわ、先名付けちゃってごっめーん!」


「馬が可哀想やな」


「それはそう」


 ならなぜそう名付けた!? そしてう○こホースよ、俺の臭いに後退りすんのやめろ! ミソラの体内にも大量のう○こ入ってるのにどこに差があんねん!


「性能はそこそこやったわ、まあ運が良くもないし悪くもないからこんなもんかな?」


「サンタやったら性能いいやつ当てるんやろうな……」


「ランチさんは……うん……」


 蹴りとばされて死にそうやな。

 馬はテイムした瞬間に性能が決まるらしい、速い遅いはあんまり関係ないみたいだ。とはいえ遅いのに逃げられたからなーー


「そもそもう○こアーマーがダメなんちゃう?」


「でもなーー、蹴られたら死ぬし」


「じゃあどうやんの?」


 どうするか、よしっ、あの古の方法を取ろうか。馬は魔物やしマーキングスキルで囲って逃げられなくしよう。


「ぶりゅりゅりゅりゅりゅ……」


 あれ? すぐに出なくなっちゃった。


「サキサキ、う○ち切れ……」


「くそがぁーーー!!」


 無駄にう○こ量使うう○こアーマーめ!

 そのあと俺は手当たり次第馬を追いかけた。しかしそのまま夕方になってしまった。今日のところはリタイアだ。まあ明日は倍速日だ、あと3日あるのでそれまでに温泉に入りたいところ。


 そしてwayさんはまだ天馬に苦戦してるみたいだ。乗れたとしてもその後になだめるターンがあり、そこで失敗しているようだ。落馬するwayさんを何度か目撃した、すいません。


「サキサキ、もうう○こホースに乗って行く? 二人乗りもできそうやし」


「嫌われてるし無理ちゃう?」


「あーー、どうする?」


「まあ明日考えよ、明日か明後日くらいにログイン制限来そうやしログアウトするわ」


「それもそやな、じゃあまた明日」


「また明日」



──ログアウト──



 ふぅーー、現実に戻ってきた、臭いと馬乗れへんのかーー、明日どうしよっ、って現実やと臭くないよな?

くんくん、うん、大丈夫や、ってなにやってんねん俺。

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