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終末の魔王  作者: 南溟道人
12/17

恐怖

なぜ人は死ぬのか

(何が言いたい?)

芝居じみた宣戦布告は亜神、就中猿族の文化。この人の意は他にある筈。

源義仲は無意識に佩剣の柄に左手を掛けているが他の諸卿に目立った動きはない。

…私はこの星のこの大陸と共に在るのが当然と思っていました。だがそれには終わりが有り得るのです…

プヨブヨ長老は大気を震わせる。

…魔王の仲間。力の量は小さい、しかし私を殺すことができます…

(…!)

…例えば魔術師ローザの『毒針』や忍者サスケの『金爪』は私の核を砕くことができます…

(魔王の配下の個体名もしくは通称は特定したのか…しかしいかにして?)

…命の終わり。他の命が終わるのは何回も見ていました…何回も…だが。


私が終わるとはどういうことなのでしょう?…

単なる死の恐怖に加えて。死を考える主体自体の死という哲学的命題に到着してしまったのだろう。

破壊の神官たる余にも容易に答えることはできない。

転生者たる余にも来世の保証は与えられていないのだ。


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