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-アリエルの暴走-9P
諦めろ」
「そんな説明に、納得しろって言うの!? カルマンですら手がつけられなくなるからって、見殺しにしろって言うの!?」
僕は涙を浮かべながら必死にカルマンの手を振り払おうとする。
だけど恐怖からか、力が思うように入らない。どうして? いつっもこういう時、僕はなにもできない。誰かを守ることもできない。見殺しになんてしたくない……。不甲斐なさが露見して心底嫌になる。
「この程度の力でも振り払えないおまえに、なにができると言うんだ? そんなに死に急ぎたいのか?」
カルマンは、冷めた声で僕では力不足だと言い放つ。
「死ぬのは怖いよ……。でも……、




