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-アリエルの暴走-7P
男はなにが起こったのかまるで理解していない様子で、キョトリと真顔に戻る。だけど恐る恐る向けた自分の足を見て命を削るように絶叫する。
男の足は身体からスパッと切り離され、赤い液体が床に染みを作りる。
「ね〜ぇ? アリエルから逃げれると思ってるの?」
アリエルの中で標的は僕と男。
だけどこの状態のアリエルは、そこまで知能が高いわけじゃなかった。僕に近づこうとしていたものの、必死に逃げ出そうとする男に目を移し、冷笑を零す。
そのあと僕の方をチラリと見るや否や、次はお前を殺す。そう言いたげに指さしたあと、床に突き刺さった状態のアンピュテーションナイフを抜き取り、もう一度、無慈悲にナイフを振り下ろし男のもう一方の足も体から切り離された。
遠退いていた意識が呼び覚まされ、男は顔を恐怖に染めながら、涙や鼻水でぐしゃぐしゃになった顔で「助けてくれ!」と必死にこん願する。
だけど、




