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-アリエルの暴走-6P
「カルマン! 呑気に欠伸なんてしていないで、アリエルを止める術がないならこっちを手伝って!」
語調を強め援助の要請を出す。
だけどそれが悪手となったみたい。
僕がカルマンに指図したことにより、アリエルのギラついた眼光が僕を見据える。
そして、重症の男が逃げることはできないそう確信しているように、フラフラと身体を揺らしながらゆっくりと僕の方へにじみ寄ってくる。
だけど脇腹や睾丸を抉られた男は、それを好機と捉えたらしい。これ見よがしに痛みに耐え、匍匐前進で必死に逃げようと試みていた。
だけどそんなおとこの希望は直ぐに打ち砕かれる。
ズシャッ。
そんな男をアリエルは逃がさない。無慈悲な態度でいつの間にか手に持っていたアンピュテーションナイフを投げるようにして振り下ろす。
その刹那、




