-アリエルの暴走-2P
こんな時でも僕は他力本願だった。
この中で制止出来るのはカルマンだけ、そう無責任な言葉を発し、打開策・解消策を強く求めた。
「……。あの状態になったクソ女は俺の言うこともまず耳に入らない。だが、対処法はある」
カルマンは目を伏せたまま、無理やり喉を開けるように声を絞り出す。
その声は罪を背負っている様な……苦しそうにも聞こえた。
「それはなんなの!?」
だけどそんなカルマンのサインを僕は軽く見、アリエルは絶対男を殺す。だからその前に! そんな気持ちが先行し問いただした。
だけど──。
「あいつを殺せば気が済むだろう」
カルマンの口から出てきた対処法は、対処法でもなんでもなかった。それじゃ本末転倒、意味がないモノ。
「それじゃなんの意味もないよ……」
なら僕が止めに行けば良い。そう思う反面、僕に止めるだけの力はない。そんなこと嫌というくらい理解している。
僕は拳をギュッと握り、自分の不甲斐なさが嫌悪感に塗り変わり、そう一言、自分にもナニかできるんじゃ? そんな希望を見つけるため、ない頭で必死に思案した。
「ひぃぃぃ! お、俺が悪かった……! 謝る! 謝るからどうか命だけは勘弁してくれ!」
僕が足踏みしている間も、アリエルは男をどう殺すか熟考しているような不気味な笑みを浮かべている。
そんなアリエルに、




