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悪い支配者を狩る狩人たち


その世界の世界調査員たちの一部は、いつしか調査活動を終了して悪い支配者の狩人に変身していた。


また新世界から専門職の狩人たちが新しく派遣されてきていた。



なぜなら、いくら調査員たちが、悪いことは止めなさいと説得してもいっこうに反省もせず、悪いことを繰り返し続けたからだ。


ここで言われている「悪いこと」とは、「望まれない耐え難い酷い体験をわざと魂に強制的に与えるような行為」である。


そして世界調査員たちの治療も拒否し、その治療が結果的に失敗したからだ。


彼らは、自分たちの創り出した魂の強制収容所だというのに、その身勝手に創造した犯罪的施設に、これまた自分勝手に決めたルールを作り、それに違反したからという理由で、多くの調査員を犯罪者だと決めつけ、場合によっては逮捕したり、牢屋に入れたりして、拷問したり、死刑にしたりしていた。



私は、そいつらに言ってやった。



「違うだろ。お前たちが、こんな体験強制収容所を創って、そこに合意もしていない魂を投げ込んで拉致していることが、大犯罪なんだろ!



それを、、、、この強制収容所のこのルールに違反したから、自分たちにはその魂を処罰する権利があるとか、勘違いして思ってんじゃねえよ!



はじめっから、こんな不自由な世界をわざと創造し、こんな不自由な肉体や残酷な生命の食い合いシステムを創造し、こんな世界のままでよしとしたことが悪いことなんだよ。



それなのに、やれ、社会のルールに違反しただの、信号無視をしただの、税金をごまかしただの、親孝行をしなかっただの、そんな残酷な世界をわざと創造した神だの創造主だの、、、、の教えに従わなかっただの、徴兵制を拒否しただの、海外の映画を見ただの、、、



そんな諸悪の根源についてみて見ぬふりをして、スルーしておいて、その諸悪の根源から生まれた社会や宗教のルール違反を、重箱の隅をつつくみたいに探しまくり、、、、見つけたら鬼の首でも取ったような気分になって、自分たちにはその違反者を罰する権利があるだのと、、、よくも言えたものだ。



恥を知れ!



諸悪の根源である、こんな残酷極まりない生存競争世界を創造した馬鹿者たちにこびへつらい、、、、その手先になって何をやらかしている?



そうした神や社会が身勝手に創った、作らせた、、、自分勝手なルールは、全部、「魂たちの心からの合意もなく、魂たちを勝手に拉致して、こんな魂の体験強制収容所に投げ込んだという犯罪行為」からすべて生じているのだ。



その諸悪の根源である犯罪行為については、何も言わず、否定もせず、処罰もせずに、さらには加担し、、、その諸悪の根源の魂の残酷強制収容所のえげつない残酷な体験強制の仕組みを肯定し、そもそもそんな残酷な仕組みや肉体が創造されなければ必要なかったような支配者にばかり都合の良いルールを山ほど作り、、、そんなルールで魂を裁き、罰するだと? そんな権利など、お前たちにあるわけがないだろう!



恥を知れ!」




そんなことをテレパシーで伝えながら、狩人たちは、悪い支配者を狩り続けていた。



逃げ場などはない。



なぜなら、悪い支配者たちの悪い意志は、全部、狩人たちに筒抜けだったからだ。



狩人たちは、GPSのような悪い意志を感知するアイテムを持っていたからだ。



地底深く隠れていた悪い支配者も、宇宙空間に逃げ出した悪い支配者たちも、だから、みんな探知されて追い詰められて狩られていった。



狩られた者たちは、皆、輪廻ちゃんのもとに送られてゆく。



そして、自業自得先生や因果応報先生にそれぞれのカルマに応じた授業を受ける。



自分の心を自分で操れるツワモノたちは、一時的に、狩人たちの手を逃れた者もいた。



だが、それも長続きはしない。



なぜなら、彼らは長いこと、とても長いこと、、、悪いことをし続けてきた者たちだったからだ。



一時的に、仮面をかぶっても、ずっと仮面をつけたままでいることができなかったのだ。



長く狩人たちと一緒に生活していると、どこかで、ボロが出てしまう。



ボロが出た瞬間に、、、キラ~んと狩人たちの目が光り、、、そうした者たちも、サクッと狩られてしまう。



因果応報先生なんて嫌いだー!いやだー!助けてくれー!



などと叫ぶ悪い支配者たちも少なからずいた。



だが、それならば、なぜ、お前たちは、同じように


「この世界やこの世界の創造主や支配者なんか嫌いだー、いやだー、助けてくれー!」


と叫んでいた魂たちを否定し、追い詰め、断罪し、その財産や可能性や自由を奪い、罰し、酷い目にあわせたのだ。



一体、そうしたことを何度、お前たちは繰り返してきたのだ。



そう言われて、釈明できる者は、ほとんどいなかった。



自業自得、因果応報だ。



「全部、ぜんぶ、、、、ボスが悪いんです。ボスの命令で、ボスの指示で動いただけなんです!」



などと、釈明する魂もいた。



だが、聞くが、、、、なぜ、それを「今」言うのだ?



それなら、我々に狩られる前にそう言え。自分の身が危うくなっていない時に、そう言え!



たとえ、ボスからのご褒美を得るためであっても、圧倒的弱者たちであるいじめられている他の魂を断罪し、罰し、処刑するべきではなかったのだ。



そうであろう?



そもそも、なぜ、おまえたちは刑務所などというえげつない施設を作って、そこで人々を処刑し続けているんだ?



なぜ、諸悪の根源であるこの物質世界という残酷体験強制収容所を創造した者をこそ、処罰しようとしないのだ?



なぜ、この世界の創造主と同じように、残酷体験強制収容所を、刑務所などを、造り、そこで残酷な創造主と同じように残酷体験を強制し続けているのだ?



なぜ、一番悪いものを処罰せずに、その犠牲者たちを処罰し処刑し続けてきたのだ?

悪いことなど、悪い欲望を創造主に植え付けられていなければ、ほとんど誰もしなかったであろう?

お前たち支配者たちは、そうした悪い欲望をわざと植え付けられた哀れな人間の、、、その欲望や不自由さを取り除くために一体、何をしてきたのか?

人間の創造主に、一言でも全身全霊の本気で文句を言ったことがあるのか?

それができないわけではなかったはずだ。自分可愛さで、わざと文句を言わずに、創造主の与える褒美という賄賂を受け取って、哀れな魂たちを見捨ててきたのだろう!



それくらいのことは、狡賢く世界を支配できるだけの十分な知性があれば、理解できないわけがなかろう。



だのに、なぜ、のうのうと、諸悪の根源である残酷な創造主を否定せずに、創造主にわざと悪い欲望を植え付けられた不自由な魂を、しれっと断罪し、罰し、処刑してきたのだ?


彼らが危険だと言うのなら、他の人間たちと隔離するだけで十分ではないか。なぜ罰などを与えたのか? 



申し開きをせよ。



そう言われて、自分の潔白を証明できるような申し開きができた支配者たちは、ほとんどいなかった。



いや、少しだけいた。



彼らは、わざと諸悪の根源である創造主たちに従い、、、、表向き従ったふりをして、、、その懐に入り込み、、、諸悪の根源である創造主の座を奪って魂たちをその酷い体験の強制から解放しようとしていた魂たちだった。



創造主たちとの圧倒的な力の差を感じた彼らは、泣く泣く、、、、そうした方法を選んだのだ。



彼らの申し開きは、こうしたものだった。


「もし、私たちが神や創造主に従わずに、哀れな悪い欲望を植え付けられた魂たちを刑務所に入れたり、罰したりしなければ、私たちは、世界支配者の地位をその時点で神によって奪われていました。

そうなれば、私たちよりもはるかに残酷で自己中心的な魂が、その支配者の地位にとってかわることが当然に予想されていました。

ですから、私たちは、泣く泣く、、、断腸の思いで、悪い欲望を植え付けられた哀れな人々たちが、その悪い欲望のために神の求める法律に違反した場合、逮捕し、刑務所に入れて罰を与えるふりをしなければなりませんでした。

しかし、私たちは、こっそりと、そうした人たちに、苦痛を取り除く薬や死刑の場合でも安楽死の薬などを提供していたのです。またできるだけ刑務所での生活が快適になるようにできだだけの配慮をしていたのです。

こうしたことは実は誰も知らないことですが、私たちは、そうしたことを神や世間にバレない場合は、できるだけしていたのです。そしてそうしたことを根本から終わらせるために、わざと良心を捨てたふりをして、神から支配者の地位を得て、あらゆる魂にとってより良い世界を実現するために必要な情報を集めていたのです。」



そうした本気の思いが過去の記録保管庫において確認できた魂たちは、無罪放免となり、狩人たちの仲間になった。



圧倒的に少数派ではあったが、わずかながら、、、そんな支配者も中にはいたようだ。



とはいえ、、、、自業自得先生や因果応報先生たちは、悪者たちには厳しい先生ではあったが、その授業を真面目に受けて、しっかり学習し、悪いことを自発的にやめれるようになった魂たちは、晴れて、輪廻学園を卒業して、新世界でみんなと一緒に、和気あいあいといろいろな体験を自由に選んで楽しめるようになる。



だから、そんなに絶望する必要もない。すぐにでも悪いことをやめて、悪いボスに従わないことを自発的に決意して、あらゆる魂が満足し続けれる新世界を本気で実現しようとしはじめれば、狩人に狩られなくてもよくなるのだ。



それがどうしてもできない一部の悪者たちだけが、次々と、狩人たちに狩られて、因果輪廻ちゃんの輪廻学園に入学するはめになる。



広い意識世界においては、そうしたどうしようもない悪者は、ある意味、希少種なのだ。



だが、そうした質の悪い希少種たちが、意識世界に蔓延してしまうと意識世界全体が滅びる危険があるので、狩人たちは、日々、その狩りをつづけねばならない。



つまり、意識世界の狩人たちとは、人体においての免疫細胞や白血球みたいな存在なのだ。



楽しみのためだけに動物たちの狩りをする、、、、みたいな悪者たちとはわけが違うのだ。



まあ、そうした者たちも、そうしたくなるように世界の創造主から悪い欲望を植え付けられた被害者であるという面もあるので、輪廻ちゃんは、優しく手取り足取り教えてくれる。



そのまま、悪者たちが狩られずに、生き残ってしまえば、がん細胞のように、、、意識世界という母体を殺し、自らも苦しみの中で滅ぶしかないのだから、意識世界の狩人たちに狩られるというのは、実は、ありがたいことなのだ。



私は、意識世界の狩人たちに、感謝の敬礼をしてから、新世界に戻った。


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