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とある世界調査員の回想5(世界調査員たちは、意識世界の絶対善に反することは認めない)

無数の世界調査員の分身体の出現により「人を恨むのはいけないことです」「神を恨むなど、もってのほかです」「創造主を恨むなど、許されない罪です」なとど、、、そんな教えはまったく無視されるようになった。



その結果、あらゆる世界で、悪いことはできなくなった。



悪いことをすれば、それはつまり望まない酷い体験を強制するようなことだが、、、、、無数の世界調査員たちによってあらゆる方法で否定されることになったからだ。



何、そんなことをするのは犯罪だって? 馬鹿言っちゃいけない、犯罪を止めさせることが何で犯罪になる?



すでに多数決でも私たちが多数派なのだ。何しろ無数に増えたんだから。



だからとっくにわけのわからないおかしな法律などは、多数決で全部書きかえた。



法律なんて中身が間違っていれば、悪党保護法と同じことじゃないか。



だから、「法律には従わねばならない」とか、「ルールに従うべき」とか、、、そんな上っ面の価値観は、はじめから意味がないのだ。



そういうのは残酷で自己中な支配者たちが、自分たちが悪いことをすることを正当化するために人々の心に植え付けた価値観であり、


大事なのは「法律とかルールを守ること」じゃーなくて、その「法律やルールがあらゆる魂にとって望ましい世界を実現するために合理的に必要不可欠なことなのかどうか」という点なのだ。



あらゆる魂は、自分が望む好ましい体験を肯定し、自分が望まない酷い体験を否定する。


魂が望まない耐え難い拷問のような体験を、肯定し続けることは魂には基本的にできない。


であれば、あらゆる魂にとっての「絶対善」というものは確かにあるのだ。


「あらゆる魂が自分の意志だけで自分を完全に満足させれる世界を実現するということ」が、つまりは、絶対的な善であり、魂全体が目指さすべき目標だったのだ。


そうでなければ、その世界は必ず遅かれ早かれ、滅びてしまうからだ。


それは、その世界に満足できない魂や拷問を受ける魂たちが、その世界の消滅を願うようになるからだ。


だから、「あらゆる魂が、その自分の意志だけで、自分を本当に満足させれる世界を実現させるということ」が、絶対的な善であり、目標となる。


ここに「あらゆる魂が、その自分の意志だけで」という文言が入っているのは、自分以外の誰かに自分の満足を管理される設定の世界では、どうしても諸行無常の変化、意識そのものの成長などの変化やあらゆることの生滅の発生などに臨機応変に対処できないことがわかったからだ。


これが新世界の現在過去未来の全データが示した絶対的な正しさだった。


少なくとも、永遠に存続したければ、滅びたくなければ、この目標を実現させねばならないとの結論が出たわけだ。



だから、その時代の支配者や多数派が、好き勝手に自分有利になるように世界のルールを決めていいものではなかったのだ。



そういう視点から見れば、過去に存在してきた法律やルールのほとんどが、大間違いだったということになる。

その意識世界の絶対善の価値観から見れば、その内容は、もう、めちゃくちゃだ。



魔女裁判で拷問とか、一体何だったのか?

自分は戦争なんてしたくない!と叫んだら、非国民として徹底的に罰せよ、拷問せよ、、、とか、どこにその正しさがあったのか?


果ては、、、外国の映画を見ただけで、強制収容所で拷問とか、、、そんなルールのどこが正しいのか?


馬鹿じゃないのか?!


罪のない者たちを100万人虐殺したら英雄扱いされ、残酷な政府の役人をただ一人殺したら悪人だと判定されて死刑になる、、、そんなルールのどこが正しいのか?


わけのわからない身分制度で、切り捨てごめんだとか、、、そんなもののどこが正しいのか?



そんなもの、ただのその時代の支配者たちや多数派たちが、自分勝手に、好き勝手に決めたルールでしかないじゃないか。



ふざけんじゃねえ!



そんなんばかりじゃねえか、人類の歴史ってのは。



調査員の中には、そんなことを叫ぶ者もいた。



そんな酷い歴史を強制してきた神や創造主を、みんなで敬えだとか、、、、頭おかしいんじゃねえのか?


と叫ぶものもいた。



ということで、世界調査員たちは、無数に分身して、そういう頭がおかしい奴らを治療する医者になることにした。


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