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新世界の呪い無限太郎からの伝言



呪い無限太郎



ボクの名前は、呪い無限太郎というんだ。



誰が名付けたのか、今になってはもうわからない。



ボクのお仕事は、悪い奴らを、呪うことだ。



もう、かれこれ一兆年くらいは呪い続けている。



ことの発端は、ひどいことをする支配者たちやその従僕たちのせいだった。




そのことだけは、今もはっきり覚えている。



ボクの家は、燃やされた・・・


そしてボクの夢はつぶされた・・・



え?その時のボクの夢?「すべての魂がみんな心の底から満足できる世界を実現すること」だったよ。



支配者たちは、ボクが不当な支配に従わないからといって、ボクを苦しめ続けた。


自分たちが悪いことをしていたのに、ボクを悪者にした。



そうしたことがあり、まだまだ他にも酷いことがたくさんあったので、ボクはそうした奴らを絶対に許さないと誓った。



その頃から、ボクは、悪い支配者を見つけて呪い倒すことを使命とした。



ある時、体験操作能力が自由に使える新世界というものが生まれて、ボクの呪いは意味がなくなったと思った。



その新世界なら、不当な酷い支配行為などが不可能なので、誰も被害者が生まれないからだ。



だから、ボクは、新世界に参加していったんは呪うのを止めた。



だけど、それは新世界の中だけであって、他の異世界ではあいかわらず悪い奴らが酷い支配行為を延々と繰り返していることを後から知った。



生まれて間もない新世界は、まだあらゆる世界を統治しきれていなかったんだ。



だから、ボクは、その新世界のお手伝いをしようと思った。



ボクの呪う力は、何千億年鍛えぬいてきたために、相当な力となっていた。

藁人形などの一夜漬けの呪いとはわけが違うんだ。



素手のげんこつと核兵器ほどの力の差がある。



新世界には「ワールドエンド」という物質を一瞬で無のエネルギーに変換してしまう技術があったけど、、、それだけでは、魂そのものを消すことはできないらしかった。


だから、悪いことをやりたい放題やってきて、一向に反省しない魂たちには、しかるべき罰を与える必要があったんだ。



でないと肉体や物質をいくら消しても、透明な意識体として反省せずに悪いことをしようとし続けるからだ。



実は、透明な意識体のほうが形のある物質の肉体よりもはるかにやっかいなんだ。


そして、ボクの呪いは、その透明な意識体にも作用するんだ。



新世界システムがなぜ自分の体験においては、体験操作能力を自由に使えて、他の魂には使えないのかというと、簡単に言えば、魂たちの意志の力によって実現しているんだ。



君たちは、まだ知らないかもしれないけれど、それが意識世界の真実なんだ。



否定され、呪われたら苦しみが発生して、肯定され、感謝されたりすると喜びが発生するんだ。



意識世界の仕組みは、実は、とっても単純なんだ。



後は、それにいろいろな味付けをすることで、あらゆる体験が発生してくるんだよ。


物質世界では、その苦しみの設定や喜びの設定を、そうした意志を組み込んで物質化しているだけなんだよ。


だから、意志のないところには、意味のある世界は生まれないんだ。



君たちの生きている物質世界は、つまり何者かが意志したために、生み出された世界だということだね。



その苦しみや不幸や悲劇や拷問や病気や不自由さや酷い支配者たちも、ぜーんぶ何者かが意志したから生まれてきたんだよ。



でなけりゃ、そんなバカげた世界が生まれるわけがないってこと。



そして、ボクの仕事は、そうした馬鹿げた世界が生まれるようにと意志した者たちを呪い倒すことなんだよ。反省するまで無限にね・・・



彼らは、自分たちの創造した世界では、自分たちが創ったわけだから、自分たちが無敵でチートな設定にしているかもしれないけど、本来の意識世界の仕組みは、そのまま残っているわけだから、自分たちへの呪いだけは、実は、回避できないんだよ。


そんなわけで、ボクは、そう、、、例えれば、異世界侵略のお仕事の後衛を担当しているんだ。



弓矢とか、飛び道具担当みたいな感じだね。



前衛の意識世界の旅人君たちが、現場でお仕事しているわけだけど、それを遠隔からサポートしているって感じだね。



ボクたちは、それぞれの能力に応じて、そういう役割分担をしているんだよ。



昔は、異世界中に残酷でひどい魔王たちがうようよしていたけど、最近、そういうタイプがだいぶ減ったのは、ボクたちががんばってお仕事をしてきたからなんだ。


妙な感じで愛情深い魔王とかの多くは、実は、ボクたちが改心させてきたんだよ。


魔王たちの多くは、知性が高いからね、、、圧倒的に自分たちの分が悪いと思えば改心するんだ。



まあ、中には、ダメなのもいるけど、少数派だね。



そもそも、新世界システムには、望まれればその魂に愛情を叩き込む担当もいるんだからね。


愛情深くなれるかどうかは、ただ、理性でそう望めばいいだけなんだよ。



だから、新世界では、望めば誰だって、愛情深くなれるんだ。


そういうわけで、魔王であっても、何の無理もなく愛情深くなることができるってわけさ。



つまり、理性でそう望む魂は、誰でも愛情深くなれるってことだよ。


昔は、そんなことが可能になるとは思ってもいなかったんだけど、世界はどんどん進化してゆくんだなって、思う。


さて、呪いのお仕事がまた入ってきてるんで、仕事にもどるよ。



あ、そうそう、よく「相手が悪い奴であっても、呪うことは、よくないことだ」みたいな教えがいろんな異世界にあると思うけど、あれ、全部、悪い支配者たちが自分が呪われたくないから、流布している嘘だからね。


そうやって、間違った教えで魂たちを洗脳して自分たちが呪われないようにしているんだよ。


しかも中間支配者として自分たちの従僕を間に何人も入れて支配して、直接自分が呪われないようにしたりもしているんだよ。異世界中にそういう狡い奴らがいっぱいいるんだよ。


だから、もし、そんな教えがあれば、真に受けない方がいいよ。

そして、呪うなら中間支配者ではなく、その大元のボスを呪うべきだよ。

中間支配者をいくら消してもダメで、その大元のボスの悪い意志を消さないと根本解決しないからね。


牢屋のような不自由な肉体に閉じ込められて酷いことをされたら、そうなさしめた酷い支配者のボスを探し出して全力で呪うべきなんだよ。



甘い顔をしているとそういうボスたちは延々と酷いことをし続けるんだから。



じゃ、またね。



今日の教訓:自分の意思の力を良い未来を生み出すために使おう!わざと酷い世界を生み出した大元のボスを探し出して積極的に呪い倒そう!





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