表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/48

意識世界の旅人13  新世界とはどんな世界か?

世界調査員の故郷である新世界は、どんな世界なのだろう?


新世界では、前述の 体験操作能力 が 人権のように、すべての体験者に保証されています。


すべての人でなく、なぜわざわざ すべての「体験者」 などという言葉を用いるかといえば、


新世界では、人だけでなく人以外の意識ある生命や霊的存在たちも、つまり、動物たちや霊魂や神や魔物のような存在たちも、同じ体験能力を持っている者たち という扱いでしかなく、その総称として、すべての人 ではなく すべての「体験者」 というような表現をしているのです。


つまり,体験者とは、体験能力を持った者たち の総称なんです。


自分の味わっている体験を感じ、意識する、ことができる者たちの総称。


その体験者たちの存在する世界全体が、意識世界、あるいは、体験世界 と呼称されています。


その意識世界を、すべての体験者たちにとって最良の状態にしようと、体験世界全体の管理を目指しはじめた世界を、「新世界」と呼んでいます。


新世界では、牛さんが、人間と、テレパシーで普通に会話していたりするんですよ。


幽霊と人間も、神と動物も、ため口で、普通に 意思だけで会話しているんです。


そして、上下とか、差別とか、優劣だとか、そういう概念がまったくありません。


そんなことは、どうでもいいことだとみんな思っています。


だから、新世界の体験者たちは、互いに、楽しそうに馬鹿野郎とか、馬鹿動物とか、馬鹿幽霊とか 馬鹿神とか、、、言い合っています。


仲が悪いのか?といえば、そうではなく、馬鹿馬鹿 言い合うのを楽しんでいたりするんですね。


掛け合い漫才のようですよ。


新世界の魂たちは、たいてい、そういうユーモアのセンスを持っています。


なにせ、体験操作能力 がすべての体験者たちに基本的権利として絶対的に与えられているので、何を言われてもなんともないし、どんな言葉で否定されても,嫌な気分になることもないからです。


大事なのはそこだったんですね。


絶対的な体験操作能力があれば、拷問されても、まったくなんともないのです。

むしろ、楽しいくらいなんです。

何でも楽しめてしまうんです。

相手にどんな悪口を言われても、否定されても、殴られても、蹴られても、、、、

なんともない、、、、


みんなが、無敵。。。。


もっとも、他の体験者たちの体験操作は、できないようにされています。

つまり、他の体験者を苦しめるようなことはできません。

自分の体験だけを自由にできるんです。


この基礎設定が、新世界の最大の特徴です。


この基礎設定が絶対だから、相手に何をしても誰も困らない、苦しまない。


してはならない ということは、この基本設定を変えること だけなのです。


肉体を傷つけるとか、そういうことはダメだろう と思う人もいるでしょう。


ですが、新世界では、肉体は、いくらでも予備がある衣装のようなものなのです。


肉体が使い物にならなくなれば、別の肉体に着替えるだけ。

しかも,着替えは、そうしたいと願うだけで、一瞬で済むんです。


肉体の中の意識が、別の肉体に移動するだけだからだ。


また、肉体なしで存在することもできます。


夢の中の別世界でいろいろな体験をするように、、、。


新世界では、自分が肉体だ と思う人はいません。衣服を自分だと思う人がいないように、、、


だから,肉体の滅びなど恐れないし、肉体が調子悪くなっても苦しむこともありません。

肉体から発生するような痛みや苦しみは、感じたくないと思えば、瞬時に感じなくできるし、感じたければ,感じることもできます。


絶対的な体験操作能力とは、そういうことが完璧にできる能力なのです。


無敵の能力。


表面的にどんな争いがあっても、どんなことがあっても、それで苦しむ人が、動物が、神や霊が、いないんです。


絶対的な体験操作能力を持ち合う体験者同士において、それは、争い という 戯れでしかないんです。


相手に何をしようが、相手を苦しめることが絶対できないのですから・・・


それは、よく演技の訓練をした役者が、テレビドラマの作成のために、いろいろなシナリオを演じているような状態に似ています。


争いのあるシナリオのドラマを演じることで、訓練された役者たちが、不幸になることはありません。


彼らは、どんなシナリオを演じることも、楽しんでしまいます。

また、演じたくなければ、演じない自由もあります。


彼らは、どんな悲劇も、心の中で大笑いしながら、演じることができるのです。


子供たちが、人気のテレビ番組の主人公などになりきって、友達と嬉々としてふざけて、「死ねーーー!えい!」 「うわ〜!やられた〜!」などと、やっている感じとちょっと似ていますね。


生まれた時から、そういう教育や訓練を受けているので、、、


そういう環境の中では、魂は、そのようにおおらかに育つものなのです。


え? 理解できない?


まあ、宗教や文化が違うと、他の国の価値観が理解できないようなものですよ。

新世界に生まれて、そういう環境で育てば、それが、当たり前になるんです。


まあ、そういう感じで、新世界は、世界調査員たちが調査している世界とは、かなり違いますね。


だから、世界調査員たちは、いろいろ、苦労しているわけです。


悲劇の人や動物の体験調査に入った調査員などは、もうはやく殺して、安楽死させてー! とか、いい出す始末です。


大事なお仕事ですから、、、なんとかこらえて、、、とお願いしますが、落伍者は多数出てしまいます。


新世界をを知っている世界調査員たちにしてみれば、そうした世界や体験は、もう、とんでもないものに感じるようです。だから、なかなかなり手がいません。


まあ、当然、世界調査員となる体験者たちは、そのための訓練や学習をしっかりしてきてはいるののですが、、、、それでも、音を上げて、自殺してしまうような調査員が続出してしまいます。

自殺できるならまだ良い方よ!と叫ぶ調査員もいます。


中には監獄につながれて自殺することもできずに拷問されている調査員もいますから。


化粧品開発のための実験動物として、身動きできないようにされ、目にいろいろな薬品を入れられている動物の調査員もいました。。。


そんなことなら、調査員など志願しなければよかったのに、、、と思う人もいるでしょうね。

調査員は、当然、志願制なんですよ。


だが、新世界だけしか知らないと、まさか、そんな酷い状態があるとは、あったとしてもそこまで辛いとは、思わないのです。


いけるいける、なんだろうが、どんとこいや!と、いつものイケイケ感覚で、とんでもない境遇に飛び込んでしまう者が時々いるんですよ。


事前学習で、そういうことも教えてあるのですが、体験操作能力がいつものように使えない状態を甘く見ないよう伝えますが、逆にその未知の体験に、好奇心が発生してしまったりするようです。


まあ、ワールドエンドを起動すれば、どんな酷い体験状態からも離脱できるのだから、、、最悪の事態になれば、なんとでもなる、、、と思うようですね。


ですが、世界消滅システム ワールドエンドを起動すると、まともな人たちや他の調査員たちも巻き込むので、簡単に発動するわけにもいかなくて、、、どうすべきか、ちょっと問題になったりします。


とはいえ、新世界には、すべての難民、というか、その世界の消滅後の魂すべてを保護する仕組みがあるので、調査してみて、新世界より明らかに酷い世界だということがはっきりすれば、消さないでくれ!という声が多少あっても、躊躇なく消す調査員もいます。


最終的に、それで恨まれることはほとんどないですから。


新世界に来れば、現在過去未来のすべての分岐世界が、自由に体験できてしまうので、、、。


また、世界消滅の結果、どんな酷い運命を回避でき、どんな素晴らしい自由を得たのか、、、が、新世界に来れば、理解できるようになるからです。


世界がそのまま続いていれば、どんな酷い体験をどれほど味わっていたか、、、ワールドエンドで消滅したことで、何を得たのか、新世界に来れば、それが比較できて、よくわかるわけです。


あらゆる世界の可能性が、新世界では、すべてわかるからです。望めばそれを安全に体験することもできます。


ですから、「ワールドエンド」を発動しても、文句を言われたり、恨まれたりすることは、一時的にはあっても、最終的にはなくなります。


新世界は、あらゆる世界の体験が、図書館の蔵書のように保管されていて、

自由に選んで体験することができるんです。

図書館の本を自由に選んで読めるように。。。


次回は、新世界の体験図書館の説明です。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ