意識世界の旅人12 世界調査員の日常
世界調査員の日常は、まさにいろいろです。
何しろ、ありとあらゆる種類の人間や動物をやっているので、
幅広くいろいろな日常があるわけです。
牛になっている調査員たちもいますし、
その牛飼いをしている調査員もいます。
政治家をやってる調査員もいるし、ホームレスの人や貧乏な一般市民や、中流市民や、富裕層の市民や、富豪レベルもいます。
それなら、富豪レベルの市民が、貧乏市民を助けて上げればいいじゃないか、、、と思う人もいるでしょう。
ですが、それでは、ちゃんとした調査 にならないので、基本的にはダメです。
ですが、あまりに酷い場合には、見るに見かねて、助けることもあるそうですが、
職務ルール違反なので、そういうのは、内緒でこそこそやります。
そうした調査員は、貧乏な市民の体験とは、どんな体験か、ということを調べているわけですからね。
それらの体験の評価を、調査員全体が持ち寄って、その世界の総合評価となってゆきます。
また、調査員ではない普通の人たちの中に、有志の協力者があれば、その人の肉体を調査員が半分共有し、調査することもあります。
基本的に、すべての調査員は、言葉によらず、意思だけで、他の調査員と意思疎通ができます。
動物を体験している調査員とも、それゆえに、意思疎通できます。
例えば、家畜として牛さんになっている調査員の嘆きを聞くとかわいそうになります。
普通の牛さんは、魂の記憶を剥奪されていますが、調査員たちはそうではないからです。
やめて!と言うのに、他の牛たちに、交尾を迫られたり、、、
狭い小屋に押し込まれたり、
電気ショックで殺されたり、
暑い中や寒い中に放置されたり、
生んだ子供を奪われたり、、、
いろいろ大変な体験をしているようです。
そういう調査員たちは、どうやら、死ぬことは、拷問からの解放だと感じるようです。
こんな状態で生き続けたくないから、他の調査員に、苦しみの少ない方法で、はやく殺して、、、と求められることがよくあるようです。
鳥など自由度の高い動物を体験する調査員もいるようです。
鳥の世界にも種類や群れの派閥とか、そういうのがあって、そこそこ苦労するという声もあります。
調査員以外の動物支配霊たちもいるので、動物の世界の体験もピンからキリまであって、安心できる世界ではないようです。
ちょっと!やめてよ!あたしを襲うってどうかしてんじゃない!
あ、調査員だったんか、、、悪い、、、でもしょうがないんだよ、襲わずにはいられない本能があってさ、、、、
などと、、、イタチとネズミで、話したりするようなことも時々生じます。
そういう時は、調査員同士で、この世界は、実に困った世界だと、、、嘆き合うようです。
もちろん、そういう時には、イタチはネズミを襲わずに、できるだけ、がまんします。
でないと、後で、さんざん、嫌みを言われて酷い目にあうからです。
でも、気がつかずに、襲ってしまうようなこともあるそうです。
時々ある調査員会議での、生命同士のそうした食合いの仕組みに対してのブーイングはすごいものがあります。
いくら仕事っていっても、これは酷過ぎるじゃない!
やってられねえよ、こんなの、、、。
などと、、、不評ばかりです。
合掌。。。
人間の調査員同士でもブーイングが多発です。
例えば、、、、国家同士が憎しみあっているという理由で、調査員同士が、戦争させられ殺し合いをさせられ、、、拒否すれば、拷問されたり処刑されたりいじめられたりする、、、というようなこともあるのです。
何が悲しくて、愛情深い調査員同士で、殺し合いをしなきゃならないのでしょう!
こんなことを強制するような世界は、消え去るべきです!などと激怒されています。
他の調査員は、お店の店員をしていますが、仲間の金持ちの調査員に、お世辞を言って、頭を下げることを仕事柄、求められていますが、そのバカバカしさを訴えます。
仲間や家族同士で、お世辞を言って、ありがとうございました、、とか、、、なにか変で馬鹿げていると感じるそうです。
そもそも調査員たちは、新世界ではまったく対等な仲間同士でため口なので、そう感じるのでしょう。
彼らには、会社がいくらお客様は神様ですからね、そそうのないように、、と教育されても,神様?だからなんなのさ?バカバカしい! としか思えないようです。
そもそも新世界には、神様などはいないですから。
こういうことは、この世界の神様には内緒です。
正確な調査のためには、隠密行動が必要ですから。。。
え?大丈夫です。私達は、良男のように忍者の衣装は着ませんから。目立ちませんから、ご心配なく。
ちなみに、神様たちの素行も調査対象になっていますから、内緒にしとかないと、ちゃんとした調査になりません。
こんなところで、ばらしてもいいのかって、、、。
必要な調査はすでに済みましたから、少しくらいなら、かまわないのです。
見えそうで見えないエロティシズム、、、じゃない、、、えっと、、、まあ、まあ、少しぐらいいいではないですか、、、、という感じです。
あ、バッタの調査員が呼んでいますので、私は、これにて、失礼いたします。
あ、ちょっと、そんなに跳ねないでよ、、、こらあ〜!
え?私の名前ですか? 内緒ですよ、もう!
調査員たちにもいろいろ個性がありますね。
いろいろな調査員の人格が入り交じっていますが、それでこそ世界全体を正確に評価できるのです。
普段は目に見えない幽霊や妖怪担当の調査員もいるんです。
気をつけてくださいね。
時々、みんなで宴会、、、あいや、会議 会議!を、するんですが、普段相性が悪いはずの者同士が仲良くわいわいとやるのを見るのは、なかなか楽しいですよ。




