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アミューの旅  作者: アミュースケール
第2章 輪廻転生
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第2章1ー15

元カノ元カレ、彼氏彼女、仕事仲間、親友、家族、師匠から(つまり大切な人達、ご縁の深い人達から)、振り返ってみれば、何故か、同一のメッセージを贈られていることに、ふと、気が付くことがある。これは一体なんであろう?なんであろうか…。おそらく、このメッセージは、自分の生命体の構造と、自分がそれによって引き寄せている運命やこれから辿っていく未来を、的確に指し示し、教育してくれているようにも思える。想像して欲しい、さっき述べた自分に深くご縁がある人達に、その同一のメッセージが書いてある手紙を(たとえば、愛は告白によりて地に舞い降りる、などの象徴的な感覚やニュアンスもそれだ。また、物や映像、色、固有の花なども)、その人達一人一人の様々な個性や多元的な色合いを持って、渡されていることを…。この手紙を受け取った時に、感じたこの感触や手触り、(うごめ)く感情、涙、波動や命、躍動し高鳴るこの鼓動こそ、世界でたった一つ、オリジナルの至福のしあわせが、そこに、あるのではないだろうか。いわば、そのご縁の深い人々が、あなたにとっての預言者であり、神の真実の愛を伝えるメッセンジャーである。このメルヒェンで存在するアミューの実体は、その言葉をこのメルヒェンに生きる全人類や存在に渡す、使命を担っている。


それから「繊細かつ大胆」とは、まことに興味深い言葉である。これは様々なジャンルやシチュエーションにも言えることでもあるし、マクロコスモスとミクロコスモスの一体性を見事に、簡素に、顕している表現の一つであるように感じる。繊細な感受性を備えているからこそ、大胆に、散らばる瞬間を悟ることができる。たとえば、一見すると無作為なまでに、大胆に地に落ちる雷というものは、微小の電子や原子、また、自然界の秩序や循環、神の計画、人間への啓示や様々な(かたち)などにそって、それらのいわば多元的な因果関係から生ずる唯一の素粒子が、バランスを持ち合わせながら、山のように集まりあい、化学反応し、相乗効果(シナジー)し、融合(フュージョン)して、爆発的な大きな結晶となり、はじめて地上に(とどろ)く雷鳴となるのであろう。これは、我々の外界としてだけではなく、人間の内界にある構成要素としての鉱物性、植物性、動物性、人間性、神性にも通じることでもあるし、どれをとってみても、このような原理がこの世界の根底には、(ひろ)く流れているように感じる。


「遠路はるばるお越し下さいまして、まことに、ありがとうございます。はじめまして、わたしはアミと申します」


アミは満面の笑みで手を差し出した。



「はじめまして、わたしはフェルマエから来ましたルタンと申します」


アミと握手をしたとき、ルタンに強力な他力の風、光艶(つや)のある聖霊が舞い降りた為に、直感と悟性が全身全霊にほとばしり、ルタンはそれを噛み締めた。この人物がこの街を治めており、先程感じていた、偉大なる何かが(いま)す、わたしが「本当」についていくべき存在であると。


「では、ゆっくりとお話をしていきいと思いますので、この通りを歩いて、少し先に、お食事処(現代でいえばレストランのようなところ)がございますので、そちらで語らい合いましょう」


※続く

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